てぶろぐ ~地球散歩~

6年間のホテルマン人生の先に https://www.instagram.com/tepapepe

ケツ

もし漢字一文字で今年を表すなら「決」にしようかな


同棲を解消して一人で五島に行くことにして
(厳密には決めたのは去年だけど)


社員で仕事ひとつじゃなくて、バイトで3つすることにして
そんな選択肢は来る前は全然なかったけどね。まさか齢33,4にしてフリーターをする人生は想像してなかったな。移住前から収入は3分の1くらいに減った。支出も半分くらい減ったけど減り幅のほうがやや大きい。移住前の収入に応じた毎月の資産運用額になったままだからそれ変えるべきなのかもだけど。家計は毎月マイナスだな


まぁでもそれに伴う精神的苦痛はあまりない
昔おだだっけかな、高校の友達と沖縄で起業どうだろとかそういう話してた時に「貧乏できる奴が強い」って言ってて。それで言うとおれはその適性が多少ある気がする

まー単に楽観的なんとかなるっしょ精神ってだけなのかもだけど、それもひとつの才能と言えるかもしれんし(本当は慎重マンのくせに)


それと低収入による苦痛があまりないのは、お金以上のモノが得られてるここがデカい

3社3様、五島で生まれ育った人、五島で人を育ててる人、移住して第一線で活躍してる人、いろんな角度からたくさんの人と関わりがもてた。単純計算ひとつ会社にだけいるより3倍のスピードで島に馴染めたんじゃないかなぁと思う

 


そのスピード感に自分が一番戸惑った出来事があった
『空き家と土地、譲りたい人がいる』という話が突如舞い込んだ、ってやつ

 


というわけでですね
悩んだ末にですね、土地2つと家1つをもらうことを決めたわけでございます。えー2022年11月21日をもって、正式に自分の所有地とさせていただいたわけでございますね。

おっとこれはおっかなびっくり
何を隠そうこの11月21日、おだの誕生日というわけであーここに繋がってくるんでございますねと
お後がよろしいようで

ゆーてますけども

 

いまフリーターって言葉を調べてみたらフリーターの定義って「学生と主婦を除く15〜34歳の若者」らしいんだけど。おもろ

ギリフリーターじゃん
来年10月29日からフリーターではなくなるらしい。何になんだ?あ、でも来年10月から開業する予定立てたから丁度いいか

 

事業計画書には10月開業って書いた

 

 


事業計画書!

 

 


特定有人国境離島地域社会社会維持推進交付金
- 雇用機会拡充支援事業 -

こんなのが五島にはあるのよね

漢字なげぇよね
ようするに五島は国境付近にあって住む人いなくなったらやべーから、雇用生み出す事業する人には金出すよみたいなかんじ

 

貧乏人にはバンバンザイだ
でも来年度の申請締め切りが12月20日
働きながら1ヶ月でケッタイな書類を作成しなきゃいけない

 

事業概要、動機、将来性、市場、売上予測、継続性、事業効果そして雇用計画!
補助金対象経費の内訳には各見積りを添付!
具体的な3年間の事業スケジュールその他もろもろ書類準備!!

 

うぉい!
12月19日提出!
でやぁ!

 

間に合ったよ良かったよ無理かなって思ってたよ全然進まねぇもん家快適じゃねぇし寒ぃし数字とか嫌いだし延々とYoutubeだらだら見るとかしちゃうし
まーでもせっかく申請期間中ならってチャレンジすることを決めたんよ


おれマジで死ぬ気で頑張り切りました!
これだけやってベスト尽くしたからどうなろうと悔いないっす!

 

みたいなかんじでは正直ないんだけど、今の自分の人としての強さとか脳みその質とかの範囲でやれるだけやったのかなって思う

 

申請することがゴールでは全然ないんだけど、もうすでに自分のやりたい宿について色々考えただけで結構いい経験になったと思うし、書いててワクワクした時もあったし、色んな人に協力仰いで助けてもらった、助けてもらえるぐらいには人脈とか信頼とかが薄っぺらくとも少しずつできてきたのかなっていうのを実感したかなぁ


ほんとありがたや

この制度を活用することに対しては賛否両論あるみたいなんだけどね
貧乏人なら貧乏人らしく目の前のカネには食らいついてみようじゃないか

 


つうかこんな調子で自分の夢ばっか追っかけて結婚だの子育てだのソッチ方面どうなんだよと諦めとんのんかいと


「決して」そんなことないぞう
なんかこう、ええかんじにふとしたタイミングでホイホイホーイっつって
いくやろ。なんか…しらんけど

 

 

 

来年は「愛」だな

フリーター、家をもらう

なにを生き急いでるのかっていうぐらい、にんげんだものとか言ってた前回から2ヶ月近く経つほど時の流れは早い。Pixelのカレンダーを見返すと、まぁ確かに10月は友だちが島にはじめて遊びに来たり、奈留島に行ってみたり、なんかまぁ色々あったっぽいんだけど、それはおいといて。

 


29日には誕生日を迎えて34歳ってまぁもういい年になってきたわけで。この体の固さ慢性的な腰尻付近の痛みはいい加減改善していかないとヤバいなっつって少しずつ日常にストレッチを取り入れてるのよ。このへんに関しては生き急ぐというより老いに抗っているんだけども。

 


年を重ねれば重ねるほど送られるお祝いメッセージが減っていく中で、昔の職場の総支配人から一通届いた。「人生は何が起こるかわからない」と教えてもらった。

 

そのとおりだな、と思う。


生きることを急ぐ必要はないけど
やりたいことは急いでやったほうがいいのかもしれない

 


思えば、新卒で3年働いてすぐ世界一周行こうとしてたけど結局6年もいたっけか。自分なりに、稼ぎながら旅をするにはどうすればいいかを模索しながら色んな気流に乗って社会を漂った結果、得たものも失ったものもあった期間だったっけ。よくどんな失敗も次に繋がるからその失敗は失敗じゃないって言うよね。そう思う。けど失ったらもう2度と手に入らない、人と人の間に漂う目に見えないぶよぶよしたものは、失ったらそれは失敗だと思うしそこだけ切り取れば後悔だ。

 

なんの話だっけ

 

そう
もし3年で旅立ってたら34歳の今何やってるかは知る由もないけど、そっちのほうが良かったかもしれない。6年はギリギリセーフだった。実際、帰国直後からコロナ騒ぎだしたから。

 

 

昔から大事なことは優柔不断で、いつも直感だ感覚だって言ってるくせに、大事なことになると慎重になる。選り好みばっかして、結婚なんて一生できないんじゃないかと思ったりもする。

 

 

そんななのに、五島に来て半年ちょっとしか経ってないのに最近は家と土地を手に入れようと司法書士事務所に何度も出向き、新規事業の相談をしに市役所に足を運んでいる。

 


空き家と土地を譲渡してほしいという話を聞いて、一度断った。島に来て宿をやりたいと口にし続けてた最中の一発目のそういう話だった。まだまだのんびり島に馴染むぞ〜ってのほほんとしてるつもりだった。この件がどんだけレアなのかわからなかった。

 

いろんな人に悩んでることを話した。
いや、悩んでるフリして背中を押されに行った。

背中を押され気をよくして、直感だと思い込んで決断した。

 

 

フリーター、家をもらう

 


自分らしからぬスピードでこんな大事を決めたことに、そのスピード感に自分が一番戸惑いを感じつつも、不安は不思議と少ない。

 


いつか死ぬのはわかってるけど
いつ死ぬかはわからない

 

 

まだまだやりたいことはたくさんある

急げ急げ

 


五島移住ライフは序章を経て、

第一章のはじまりはじまり。

無駄な抵抗

 
無駄なことなんてこの世にひとつもないと思うんだけどね。でも夏はまだ終わってねぇとイキるのはもう無駄な抵抗なのかもしれん

 


昨日ついに夜飲みに行ったとき長袖シャツを着た
今日なんて家でずっと長袖シャツを着ている

 


2つの台風が夏をごっそり持ってっちゃって、空気を入れ替えちゃったみたいで朝晩はめっきり涼しくなっちゃった。もはや半袖じゃ肌寒いくらい

これはもう夏の終わりを受け入れざるをえない


カラッとした日差しと清涼な風が心地よく、 最高だーなんて人々は言ってるけど

いや、そうか。最高なのか。たしかに過ごしやすい
けども


毎年毎年涼しくなる季節にはセンチメンタルな気持ちになるんだけど今年はより一層それを感じる。その答えは明確なんだよな

 


五島の夏にやり残したことがまだたくさんある
コレだコレ

 

 

移住して5ヶ月近く経って、もうそんなに経ったことも驚きなんだけど。いやこれだけ夏が一瞬で終わってたら納得か

 


ファーム、ホテル、学童。仕事を3つ掛け持って、でも週2は休みを確保して自由に動ける時間あるぞー
って思ってたけど全然足らんかった。でも仕事を週3や週4にすると毎月の生活が支出のほうが多くなっ ちゃう


いやもう今すでにそんな気がしてるけど。早く自分個人で収入源を確保できるよう動かなきゃと思いつつも

 

次から次に面白そうな遊びの話が降ってきて、ほんと忙しかった。なにから手を付ければいいのやらで、めちゃくちゃ心躍る夏だったんだな


でもそれとは裏腹に、 話だけ弾んで実際にできなかった事がたくさんあった

 


めちゃくちゃ綺麗な高崎ビーチの目の前の倉庫で、 自分でDIYしながら海の家みたいな事したかった

でも倉庫内を片付けただけで先に進めなかった。


せっかく素潜り師匠に会えたのに、 毎週末ことごとく海が時化て2回しか一緒に潜れなかった


半泊や色んな海で潜ったり、協会を巡ってみたり、美味しい店巡りとか、 船釣りとか、ぜんぜんやってない

 

 

 

 


でもいいんだコレで


最初からなんでもかんでも満喫してどーするの
有限な時間のなかで目一杯楽しんだよ

 

 


この夏で自信があるというか、 身につけたスキルを1つ言うとしたらテナガエビ捕りだな

 


ポイントも、エサの作り方も、五島民である島さんから伝授してもらったものだけど

これで自分が宿やった時にお客さんを楽しませるオプションが1つできた


自分で捕まえたテナガエビを素揚げしたその味は
その日水揚げされた伊勢海老よりも、師匠が銛で突いたスジアラよりも、五島牛の焼肉よりも

マジで一番うまかった

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絶景や遊びそのものに、そこに行き着くまでの冒険やストーリーが上乗せされて、それで大きく心が揺さぶられる

世界一周でした感動体験のそれと似てる

 

 

 


なにも一夏にすべて詰め込む必要ないのさ
これからずっと住むんだもの

 

 

 


それに楽しいのはきっと夏だけじゃない
なんか年間計画表みたいの立てないといかんかもしれん

そう思わせる島なんだな

 


千葉での生活に比べて
収入は激減
住環境も後退
だけどワクワク度は300%増し


いいかんじだ

 

 

 


ワクワクして自分のやりたいことに一所懸命になってれば、 自然と素敵な出会いもあるらしいじゃんね?
無理やり出会おうとしなくてもさ

 


でもやっぱ最近思うのが
島での恋愛は本当慎重にならんとなーって
ヘタな事したらすーぐ噂が広まって島八分みたいになっちゃうんじゃねぇかーっつって


五島に来る途中で寄った香川の金毘羅さんにお参りした時の大吉のおみくじにも

「万事うまくいく。唯一、酒と女に溺れるな」


って書いてあって


こりゃあもうそうゆうことだと
色々ケアしながらやってきたけど

 


5ヶ月だったねー
あかんかったねー

 


あれほど意思固く気を付けてきたつもりだったのに、 サイドブレーキは忘れずに引いてきてたのに
こないだプツッと糸が切れてしまい


しょうがないよ、にんげんだもの


にんげんだもの(みつをさんありがとう)

 

 


それから少し自分の行動選択範囲の幅が広がってしまい
まぁただブレーキが完全に壊れたわけでは全然ないけど


この人しかいない‼ という奇跡の出会いがあるまでひたすら禁欲なんて

 

 


ムリな話だったってわけよ
無駄な抵抗だったってわけよ

 


いやこれに関しては無駄ではなかったか… いやホントに無駄だったか……ブツブツ
 

3つ目の仕事

3つ目の仕事はカラリトでのレセプション

 

カラリトっていうのは先月14日にオープンしたばかりのホテルで

海を目の前にした全室オーシャンビューのオシャレな、そのオープニングスタッフとしてオープン前からちょこちょこ働き出した

 

 

 

 

もともと島に来る前、千葉にいる時から求人情報をネットで見つけてて

6年間ホテルマンだった経験があったし、島でまず安定した生活基盤にはなり得るだろうなーと思ってた

 

いずれ自分の宿をやるその足がかりとして人脈という点もいいかなぁ、とか

農業や漁業にも興味あっていっぺんそっちにどっぷり浸かるのもありだよなぁ、とか

やるんならいずれにしろ正社員に決まってるやろー、とか

 

色々考えながら採用担当者にメールを送った

 

そして下見で五島に遊びに行った時に面接じゃないけど、話す機会ができて、なんなら社長の平崎さんとは初日の飲み屋で偶然会って

 

なんとなく関わっていきそうだなぁ、という直感はあったかな

 

 

結局週2回だけ勤務のバイトとしての働き方になったのは、その2人の他にも直感がビビッときた人がいたからなんだけどね

 

 

まぁこれで今はよかったかなぁと思う

 

 

1つ目2つ目の仕事、ファームと学童はどっぷり地域、島の人との関わりなのに対して、このホテルでの仕事はスタッフも移住者ばかり、お客さんも島外からの人。ぜんぜん違うからおもしろい

自分の中でなんかこう、よくわかんないけどそのへんのバランスがとれてるような気がする

 

 

 

一緒にカラリトで働いてる人たちはキラキラして見えるし、ある程度のお金をパーンと払う余裕のあるお客さんは、島外の雰囲気が押し出ている

 

 

「お電話ありがとうございます」なんて言ったの5,6年ぶりだし、会話しててなんか言葉詰まったりぎこちなさ出てくるのはブランクと言っていいものかどうか

 

 

とはいえカラダに染み付いている事は少なからずあって、ロケーションも客層も何もかも違えど過去の記憶を引っ張って活用する場面は何度もある。中でも、メモを取り終えたあとボールペンを無意識に左胸のポケットに刺そうとカラダが勝手に動いたのは静かに驚いた

以前はスーツだったからジャケットの胸ポケにペンを刺していた。今の規定シャツには胸ポケはなく空を切り、ペンで乳首をかいているような、ただの変態おじさんに誰かの目には写ってたのかもしれない

 

 

 

 

離島ならではの課題にも直面している

 

ひとつが人不足

島全体にいえる事だけど、やっぱり島に移住ってハードルが高く映るから求人もままならない

社員さんが時折、身を削って疲弊しているのを垣間見ると足引っ張ってる場合じゃないなってなる

 

そして資金繰り

予算うんぬんかんぬんは詳しくは知らんけど、島ならではの建設費、業者不足、輸送コスト、想定外な事態の連続だったことだろう、と

島での新事業、そのスタートアップを近い距離で見れたのは今後の糧に少しなる気がする

 

 

そんな不安要素を抱えながら、課題をひとつひとつ解決しながら一人ひとりホテル全体として成長していく様子は、さながらRPGのようで

 

 

 

 

や、すんません

ちゃんとやります頑張りますハイ

 

 

 

とはいえ、パソコンの自分にとって新しいホテルシステムに慣れさえすれば、もっと視野が開けてくるはず

(このノリでお客さんに接してOKなんだ)っていうラインを探りながらやれば、もっと楽しい職場になるだろうと思う

 

 

 

 

ハイすんません調子のってません

テキトーこかずやりますウッス

 

 

 

 

さてもうすぐバカでかい台風くるんだってさ

海に面したデメリットが果たしてどんな形で現れるのか

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ホテルも心配、お客さんも心配、自分ちも心配、畑も心配

いったい俺はどこに居ればいいんだ

 

 

 

島に移住してきてはじめての自然災害

楽しんでまいりましょう

新居

五島に来て2ヶ月経ち、仮住まいから引っ越した先で1ヶ月

 

 

ここでのはじめての夏は思った以上に高速で、もう8月も5日経ち、あと一瞬で夏が終わっちまうと思うと今から寂しい。それぐらい、毎日のように島を探検し自然と戯れているだろうなという想像よりはるかに、それをしていない毎日を送っているんだと感じる。毎日毎日、遊ぶことより先に、生活の中で課題が見つかるから、なのかなぁ

 

 

 

新居への適応は結構時間を喰った

 

 

お世話大好きおせっかい大家さんは、家の真裏に住んでるためしょっちゅう声を掛けてくる。勝手に家に入ってくることは、引っ越し当日に運んだ荷物を勝手に移動させていた以来おそらくないが、暮らすうえでの注文が多かった。と書けば聞こえは悪いが、畳を事前に張り替えてくれたり使わない扇風機やテーブルくれたり、親切に世話を焼いてくれるいい人だ。きちんとコミュニケーションをとって、今はお互い丁度いい距離感を肌で保つことができている

 

 

そしてなにより苦労したのが、虫

 

 

越して2日目の深夜、トイレから出た先で大きいゴキにエンカウントした時は戦慄が走った。網戸をしてても部屋の明かりのもとにひっきりなしに蛾だのなんだの飛んでくるのを見て、窓の脆弱性を知った。簡易水洗のトイレを流した瞬間、トイレの中から蚊が10匹以上自分の股から吹き出してきた時は、小パニックを起こしながらスタンディングオベーションさながら撲滅にはしった

 

 

対策の必要性を悟る

 

 

窓サッシと網戸の間に隙間テープを張り巡らした

玄関の隙間も埋めた

網戸の少し破れている箇所を補修した

 

 

それでも夜はどこからともなく彼らは飛んでくる

 

 

7月頭の頃だっただろうか、障子から漏れた部屋の明かりに寄せられた羽アリが200匹くらい窓に張り付いていた

 

それからは夜は窓を完全に閉める鉄の掟をつくった

 

ようやく虫の侵入が落ち着いてきた頃、ガサガサという音に目をやると、体調4センチほどのカニが畳を歩いていた。その次の日はフナムシがでた

 

 

いったいどこからやってきたんだこいつらは

 

 

 

排水パイプに網目を施した

完全に閉め切ったと思ってた窓の建て付けが悪かった

 

 

こんなに事細かに虫との覇権争いを書くつもりないのに、なんか思い出しに思い出しちゃった

 

 

こんなに今まで住んでた家で虫に苦労したことはなかったけど

収束してきたのでまずは自分お疲れ様だ。

虫は割と平気なほうなんだけどな…家の中だと嫌悪感は相当らしい

 

 

 

 

そんな5DKの一軒家

島の中心地からは30分離れていて、家の前は湾のような内海が広がる

家賃、25,000円。3万から値切った 
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ごめんよ大家さん。これからも畑手伝ったり仕事先でもらった野菜おすそ分けするからさ

 

 

隣近所から野菜もらえる、みたいな田舎あるあるがあるかなーと思ってたら、自分があげる側になってるのはなんかちょっと面白い

 

 

 

 

 

部屋が余ってるから練習がてら、せっかくだし民泊をしてみたかったんだけど

 

今や気軽にAirBNB(民泊サイト)に登録できなくなってて、民泊宿泊事業なる登録が必要らしい。手順を進めていくうちに、今の家には手続きに必要な登記がされてない事が判明して民泊計画は頓挫した。元々大家さんは修学旅行生の受け入れなんかをしてたみたいなんだけどね。そっちやってみようかな。おもしろそうだけどね。でも民泊経験積んでみたかったな

 

 

学童で働くようになって、五島のワーケーションイベントがあった時に、子どもキャンプのお手伝いの話もきて。子どもへの接し方とか、距離の詰め方とか、ちょっとずつ上手になっていればいいなと思うし、これからやる自分の宿には色んな家族が遊びに来てほしい。そんな宿がやっぱいいなぁって思う。若くてキャピキャピした子が来るのももちろんいいけど、楽しい仕掛けをいっぱい作って子どもたちに一生記憶に残るような体験をさせれたら最高だなぁ。

 

 

修学旅行生の受け入れは、また違ったおもしろさがあるだろうなぁ。修学旅行なんて死ぬほど楽しかったじゃんね。一生の思い出だし。でもだからこそ、島に来たばっかの俺には力不足かな

 

 

 

 

 

目の前の海ではまだクサフグとボラしか釣れてない

障子を突破してくる朝日で5時半前後から暗闇を奪われ

7時丁度、島内放送にて家の前のスピーカーからの爆音のエーデルワイスでトドメを刺されるf:id:tepapepe:20220806122438j:image

 

 

自分の文章はいつも一辺倒だなぁ

変化がなく正直人を惹きつけるおもしろみがなくなってる気がする

 

 

まぁいいや。さてこれを投稿したら銛を持って海に行ってこよう

 

自業自得day

朝7時目覚める

 

前日から米びつの中に埋もれさせていた、スマホSIMカードを取り出す

 

海にダイブさせて家帰ってからドライヤーで乾かして、米びつに入れておくと復活するという話をいつか誰かから聞いたのを思い出し、入れておいた

 

そんな一縷の望みはあっけなく水泡と化した

 

わかっちゃいたけどそんなウマイこといくかと思っちゃいたけど

いざ電源押してもうんともすんとも言わないとやっぱりズーーンとなる。

 

 

 

 

ところが奇跡

アパートのお隣さんに事情を説明して借りた予備スマホが、SIMカードを認識したのだ。はやる、すぐに確かめたい気持ちを抑え、完全に乾かそうと翌朝まで我慢したのがきっと功を奏したのだろう。

 

SIMさえ生きていれば電話番号は変わらずに使えるし、あとはスマホ本体だけ手に入れればそれで解決だ。そう思いながら、荷物を車の中に積み始める。

 

 

そう今日は引っ越しの日

 

朝イチでトイレの汲み取り業者の対応

引越し先までの自分の車で荷物の運搬 2往復(片道30分)

15時に市役所の人が来て最終チェックと鍵の返却

(市の運営する移住者向けの短期滞在住宅というアパートに住んでいた)

おそらく17時までに新居の壁にあるだろうメーターの番号を見ながら電力会社に電話

 

この段取りでいく予定だった

まぁ余裕でこなせるだろうと高を括っていたところに

 

スマホを購入

 

というミッションが追加された。

頭をフル稼働させながら、今日の自分の行動をシミュレートしていた。

 

 

 

 

 

 

出鼻をくじかれる

汲み取り業者が来ない

時刻は10時半

 

「お世話になります。朝の手筈でしたがまだいらっしゃらず、急用があるので不在にします。依頼のほうお願いします。なおケータイが壊れたため連絡できません。支払いなどなにかあればメモを残してください。よろしくお願いします。」

 

しょっぱな予定変更を余儀なくされ、こんなようなメモ書きを残してDocomoショップに向かった。新品のiPhoneを買うかAndroidを買うか、いずれにしろ対応は予約でいっぱいのため12時半に再訪してからという事になり店を出る。SIMの動作確認だけさせてもらったが、なんとかSIMは生きているようで、胸をなでおろした。

 

店を出る前に、展示されてるスマホgoogle mapを開きauショップの場所を確認し、向かうもイマイチどのスマホも購買意欲が駆られない。10万前後の買い物をポンッとする気力が沸かない。というか、SIMはahamoを使ってるからそもそもauはダメなのか? 事情を理解してくれた親切な店員さんが、ゲオに中古品が売ってるという情報を聞き、mapを確認し向かった。

 

 

 

あるある

iphoneは6から13まで

Androidも色々ある

 

本当は水没したものと同じGoogleのpixelがよかった。1台だけあったけどキャリアはsoftbankでahamoは使えない。別のAndroidiPhoneへの鞍替えが迫られた。

 

幸い、お隣さんに借りたスマホがある。ahamoは対応していないがゲオのwifiに繋げばネットは使える。時刻は11時半過ぎ。時間はまだあるのでどれを買うのが今の自分にベストか吟味しながら

ここで何かしらを買うのが正解だ

と感じた

 

 

 

 

(思っくそ安いのをとりあえず買うか。いやそれは安物買いの銭失いか。ハイエンドの中古はどうだろうか。いや10万近くの出費は痛すぎる。そうするなら新品買ったほうがいいだろう。やっぱDocomoショップで買うか。いやpixelの取り扱いないって言われたな。他のAndroidにするくらいならiPhoneにするか。iPhone10ってどうなんだろう。写真や動画のデータどう保存してんだろうか。こまめにバックアップとかしないだろうしGoogle photoの無制限アップロードはやっぱ捨てがたい…っつーかネットで買うとかは…いや日にちかかるな。いやAmazonだとすぐ注文すれば明日届くやつあるぞ。どうする…)

 

意を決してiPhone 10をカウンターに持っていく。店員さんのバッテリー体力が80%ぐらいに減ってるという説明を聞いて買うのをやめ、店を出て新居に向かった。1往復目をそろそろ済ませないとヤバい。晴れていたのにスコールのような土砂降りになっており、窓を開けて停車していたからドア付近が濡れていて実に不快だった。途中でDocomoショップの12時半の予約を取り消す。

 

 

 

1往復目の荷物を玄関入ったとこに乱雑に置き、外壁に付けてあるメーターボックスの写真を借りたスマホで撮ってから、来た道を戻った。運転しながら車内の充電ケーブルに水没pixelを刺してみる。なんとも往生際が悪い。

 

 

一度アパートに戻ると請求書と自分で記したメモ書きの余白に、汲み取り業者のメモが加えられていた。事務所にて支払うか、連絡すればお金を取りに伺う、と書いてある。連絡する手段はないって言ってるじゃんか。

 

 

アパートから徒歩3分のところにあるホテルに向かった。快適なWifiがあるそこで、自分のパソコンからAmazonスマホを注文するためだった。お隣さんから借りたスマホだと本人確認を求められてしまいログインできなかった。

 

しかしログインした事ある自分のパソコンでさえも、Tel番号による本人確認を求められてしまった。もうこうなったらと、顔なじみのフロントスタッフに助けを求める。しかしahamoに対応しているスマホがその場になく刻々を時間だけが過ぎ14時半になろうとしていた。

 

 

google mapで汲み取り業者の住所を検索し、頭で覚えてからそこへ行き支払いを済ませた。アパートに戻って2往復目の残りの荷物を全部車に積み終わったと同時にピンポンが鳴った。

 

鍵を返却し退去を済ませ、15時過ぎ。もう一度先程のホテルに行く。

 

複数の人に助けを乞い、最終的にAmazonアカウントを借りて代理で注文してもらおうとしたが、そうこうしているうちに商品お届け予定日が2日後になってしまった。

 

再びゲオに行く。

今日のみならず翌日も連絡手段なしは一番マズイのでやっぱりもうここで買うしかない。選んだのは2万円のGalaxyのSIMフリー端末だった。

 

購入やスマホの設定を終え、店のカウンターで買いたてのスマホを充電させてもらいながら、九州電力に電話。15分くらい待ってようやくオペレーターにつながり、新居の電気開通の手続きを終え電話を切った時、丁度17時を回っていた。

 

 

 

ロクに昼飯も食えず、コンビニに寄りながら残りの荷物を運び終える

 

玄関を開けてびっくりした

 

1往復目に運んだ荷物たちが色々無い。どうやら真裏に住む大家さんが好意で勝手に家に入って荷物をそれぞれの該当部屋に運んでくれたらしい。

 

そこに文句を出力するキャパがもう足りなかったようで、畳にへたりこんだ

 

 

 

 

 

どうにかすべてのタスクを時間ギリギリで完了させることができたが、はたしてここまで突き詰める必要があったのかと疑問が残る

 

 

いつだってそうだ

基本的にはケチで、(その根本は世界一周で培ったってのがあるのかな)いつだって必要最小限の出費に抑えたくてそこに時間を費やしてる。だから掛ける時間と労力を考えたら損してる気がしなくもない。いやでもお金を掛けて時間を得たとしても、その生まれた時間にただ楽をするだけだったら、と考えることもできるからなぁ。まぁ自分がやりたいようにやりきって後悔なく満足してるからいいんだけどね。誰かを巻き込んでしまった時はケンカになったり迷惑をかけた事があったなぁ。これが貧乏性とやらだなぁ。

 

その後すぐ、ネットで望んでたスマホを買い、ゲオで買ったGalaxyはメルカリとかに売りに出した

 

 

 

長い長い1日が終わり

長いようであっという間な夏が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2つ目の仕事

世界一周をしていれば、3日後に全く違うコトバが街中に飛び交ってるなんてことがよくあった。

 

どんな国だって多かれ少なかれ英語という世界共通言語を話す人はいるし、なんなら日本語だけでも旅くらいはなんとでもなる。だけど挨拶やありがとうだけでもその国のコトバを覚えて話せたほうが旅は格段に楽しい。相手が楽しくなってくれるからね。日本に来た外国人観光客がたどたどしい日本語で話しかけてきたら、そりゃあ嬉しくなる。

 

それってココ五島でも通ずるなぁ、と

 

この島に限った話でもないけど、五島で生まれ育った色んな人達とよろしくやってくには五島弁を活用してかにゃあ。まだまだ全然慣れてないから覚えてかないと。そのほうが楽しいじゃんかね。

ヨソからきた者としてね、郷に入っては郷に従えっつってね

 

 

 

 


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羨望の眼差しを受けいただきづらいメロン

 

 

 

 

 

 

ファーム仕事の傍ら、学童のお手伝いをちょっとはじめた。

仕事内容は子どもたちと遊ぶこと。

 

島に来て、学童で自分が働くなんてまったく予想だにしてなかったけど、なんとなく直感が働いたというか、うーん

 

そこのボスとの繋がりは結構面白そうだなぁって思ってあれよあれよと、という感じ。そういう打算も少しあるけど、それよりも本当になんとなく勝手に心が動いたような、後先考えず…あれもしかしてただ自分が断れない人間なだけか?まぁ一理ある。けどどんな経験も絶対なんかの役に立つこれは間違いないかんね。ウン。

 

15〜20人くらいとあって、最初はやっぱ少し緊張したなぁ

学校の先生でもないし親でもない自分は、どうあるべきなんだろう

ひとりの子としてじゃなくて、ひとりの人間としてできるだけ対等に接しよう

そんな事を考えながら少しずつ輪に溶け込もうとするんだけど、これがなかなか難しい。

すぐに甘えてくる子、やたら好戦的な子、口の悪い子、泣き虫な子、リーダー格の子…まるで全頭放し飼いのジュラシックパークだ。

そこには子どもながらに社会ができていて

トラブルが起きた時、大人が割って入って解決に導くのは容易いことだけど、できるだけ子どもたちだけで解決させてあげたいと思うなー

小さいながらも色んな事を考えていて、大人を観察していて、それを見ているのが面白い。だから「次そっち行くから待っててね」とか言っておきながら、ないがしろにするとたちまち"約束の守らない信用ならんオジサン"になるからテキトーにあしらっていられない。でも「泣いて男は強くなんだよ」とかやっぱテキトーなコト言っちゃう。漫画って偉大だよね

 

わしもまだ子どもだから仲間に入れておくれや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑仕事して、子どもの遊び相手をしてたらいつの間にか引っ越しの日が近づいてきた。

 

島の権力者のコネで家電を安く仕入れ、2ヶ月住んでた短期滞在住宅の清掃手配も行い、市役所の方に手続きの連絡をとり

さーて準備も万端だ。引越し当日は忙しくなるぞ。電力会社にも電話しなきゃな。

お。友達からテントサウナのお誘いだ。いいねぇ

海辺でテント張って汗だくになったらそのまま目の前の海にザブーン。最高だな

よーし引っ越し前日だけどはしゃぐかぁ

 

キキーッ 車到着〜ここか

ケータイを短パンのポケットに入れて

梅雨中だけど雨じゃなくてよかったねぇなんなら晴れ間も覗いてるねぇ

だけど強風だなぁテントが吹き飛ばされそうだ

石かなにかを重しにしようか

石だったら浅瀬の底にゴロゴロしてるぞ

よっしゃ取ったろかい ザブーン

…ん?ポケットがなんか重いな。

あ…

 

 

 

あぁ