新居
五島に来て2ヶ月経ち、仮住まいから引っ越した先で1ヶ月
ここでのはじめての夏は思った以上に高速で、もう8月も5日経ち、あと一瞬で夏が終わっちまうと思うと今から寂しい。それぐらい、毎日のように島を探検し自然と戯れているだろうなという想像よりはるかに、それをしていない毎日を送っているんだと感じる。毎日毎日、遊ぶことより先に、生活の中で課題が見つかるから、なのかなぁ
新居への適応は結構時間を喰った
お世話大好きおせっかい大家さんは、家の真裏に住んでるためしょっちゅう声を掛けてくる。勝手に家に入ってくることは、引っ越し当日に運んだ荷物を勝手に移動させていた以来おそらくないが、暮らすうえでの注文が多かった。と書けば聞こえは悪いが、畳を事前に張り替えてくれたり使わない扇風機やテーブルくれたり、親切に世話を焼いてくれるいい人だ。きちんとコミュニケーションをとって、今はお互い丁度いい距離感を肌で保つことができている
そしてなにより苦労したのが、虫
越して2日目の深夜、トイレから出た先で大きいゴキにエンカウントした時は戦慄が走った。網戸をしてても部屋の明かりのもとにひっきりなしに蛾だのなんだの飛んでくるのを見て、窓の脆弱性を知った。簡易水洗のトイレを流した瞬間、トイレの中から蚊が10匹以上自分の股から吹き出してきた時は、小パニックを起こしながらスタンディングオベーションさながら撲滅にはしった
対策の必要性を悟る
窓サッシと網戸の間に隙間テープを張り巡らした
玄関の隙間も埋めた
網戸の少し破れている箇所を補修した
それでも夜はどこからともなく彼らは飛んでくる
7月頭の頃だっただろうか、障子から漏れた部屋の明かりに寄せられた羽アリが200匹くらい窓に張り付いていた
それからは夜は窓を完全に閉める鉄の掟をつくった
ようやく虫の侵入が落ち着いてきた頃、ガサガサという音に目をやると、体調4センチほどのカニが畳を歩いていた。その次の日はフナムシがでた
いったいどこからやってきたんだこいつらは
排水パイプに網目を施した
完全に閉め切ったと思ってた窓の建て付けが悪かった
こんなに事細かに虫との覇権争いを書くつもりないのに、なんか思い出しに思い出しちゃった
こんなに今まで住んでた家で虫に苦労したことはなかったけど
収束してきたのでまずは自分お疲れ様だ。
虫は割と平気なほうなんだけどな…家の中だと嫌悪感は相当らしい
そんな5DKの一軒家
島の中心地からは30分離れていて、家の前は湾のような内海が広がる
家賃、25,000円。3万から値切った
ごめんよ大家さん。これからも畑手伝ったり仕事先でもらった野菜おすそ分けするからさ
隣近所から野菜もらえる、みたいな田舎あるあるがあるかなーと思ってたら、自分があげる側になってるのはなんかちょっと面白い
部屋が余ってるから練習がてら、せっかくだし民泊をしてみたかったんだけど
今や気軽にAirBNB(民泊サイト)に登録できなくなってて、民泊宿泊事業なる登録が必要らしい。手順を進めていくうちに、今の家には手続きに必要な登記がされてない事が判明して民泊計画は頓挫した。元々大家さんは修学旅行生の受け入れなんかをしてたみたいなんだけどね。そっちやってみようかな。おもしろそうだけどね。でも民泊経験積んでみたかったな
学童で働くようになって、五島のワーケーションイベントがあった時に、子どもキャンプのお手伝いの話もきて。子どもへの接し方とか、距離の詰め方とか、ちょっとずつ上手になっていればいいなと思うし、これからやる自分の宿には色んな家族が遊びに来てほしい。そんな宿がやっぱいいなぁって思う。若くてキャピキャピした子が来るのももちろんいいけど、楽しい仕掛けをいっぱい作って子どもたちに一生記憶に残るような体験をさせれたら最高だなぁ。
修学旅行生の受け入れは、また違ったおもしろさがあるだろうなぁ。修学旅行なんて死ぬほど楽しかったじゃんね。一生の思い出だし。でもだからこそ、島に来たばっかの俺には力不足かな
目の前の海ではまだクサフグとボラしか釣れてない
障子を突破してくる朝日で5時半前後から暗闇を奪われ
7時丁度、島内放送にて家の前のスピーカーからの爆音のエーデルワイスでトドメを刺される
自分の文章はいつも一辺倒だなぁ
変化がなく正直人を惹きつけるおもしろみがなくなってる気がする
まぁいいや。さてこれを投稿したら銛を持って海に行ってこよう