3つ目の仕事
3つ目の仕事はカラリトでのレセプション
カラリトっていうのは先月14日にオープンしたばかりのホテルで
海を目の前にした全室オーシャンビューのオシャレな、そのオープニングスタッフとしてオープン前からちょこちょこ働き出した
もともと島に来る前、千葉にいる時から求人情報をネットで見つけてて
6年間ホテルマンだった経験があったし、島でまず安定した生活基盤にはなり得るだろうなーと思ってた
いずれ自分の宿をやるその足がかりとして人脈という点もいいかなぁ、とか
農業や漁業にも興味あっていっぺんそっちにどっぷり浸かるのもありだよなぁ、とか
やるんならいずれにしろ正社員に決まってるやろー、とか
色々考えながら採用担当者にメールを送った
そして下見で五島に遊びに行った時に面接じゃないけど、話す機会ができて、なんなら社長の平崎さんとは初日の飲み屋で偶然会って
なんとなく関わっていきそうだなぁ、という直感はあったかな
結局週2回だけ勤務のバイトとしての働き方になったのは、その2人の他にも直感がビビッときた人がいたからなんだけどね
まぁこれで今はよかったかなぁと思う
1つ目2つ目の仕事、ファームと学童はどっぷり地域、島の人との関わりなのに対して、このホテルでの仕事はスタッフも移住者ばかり、お客さんも島外からの人。ぜんぜん違うからおもしろい
自分の中でなんかこう、よくわかんないけどそのへんのバランスがとれてるような気がする
一緒にカラリトで働いてる人たちはキラキラして見えるし、ある程度のお金をパーンと払う余裕のあるお客さんは、島外の雰囲気が押し出ている
「お電話ありがとうございます」なんて言ったの5,6年ぶりだし、会話しててなんか言葉詰まったりぎこちなさ出てくるのはブランクと言っていいものかどうか
とはいえカラダに染み付いている事は少なからずあって、ロケーションも客層も何もかも違えど過去の記憶を引っ張って活用する場面は何度もある。中でも、メモを取り終えたあとボールペンを無意識に左胸のポケットに刺そうとカラダが勝手に動いたのは静かに驚いた
以前はスーツだったからジャケットの胸ポケにペンを刺していた。今の規定シャツには胸ポケはなく空を切り、ペンで乳首をかいているような、ただの変態おじさんに誰かの目には写ってたのかもしれない
離島ならではの課題にも直面している
ひとつが人不足
島全体にいえる事だけど、やっぱり島に移住ってハードルが高く映るから求人もままならない
社員さんが時折、身を削って疲弊しているのを垣間見ると足引っ張ってる場合じゃないなってなる
そして資金繰り
予算うんぬんかんぬんは詳しくは知らんけど、島ならではの建設費、業者不足、輸送コスト、想定外な事態の連続だったことだろう、と
島での新事業、そのスタートアップを近い距離で見れたのは今後の糧に少しなる気がする
そんな不安要素を抱えながら、課題をひとつひとつ解決しながら一人ひとりホテル全体として成長していく様子は、さながらRPGのようで
や、すんません
ちゃんとやります頑張りますハイ
とはいえ、パソコンの自分にとって新しいホテルシステムに慣れさえすれば、もっと視野が開けてくるはず
(このノリでお客さんに接してOKなんだ)っていうラインを探りながらやれば、もっと楽しい職場になるだろうと思う
ハイすんません調子のってません
テキトーこかずやりますウッス
さてもうすぐバカでかい台風くるんだってさ
海に面したデメリットが果たしてどんな形で現れるのか
ホテルも心配、お客さんも心配、自分ちも心配、畑も心配
いったい俺はどこに居ればいいんだ
島に移住してきてはじめての自然災害
楽しんでまいりましょう