島サバイバル開始
毎日がおそろしく早い
島での生活ってのんびりした時間が流れていそうって思うけど、それはそうゆう環境が整ってはじめて感じるものなのかもしれんな
3月中旬に同棲をやめた。彼女にとって俺は生涯悪者かもしれないし、すでに記憶から消去されてるかもしれない。それから2ヶ月が経とうとしている中、さすがにその時の話をする機会は無くなりつつある。あれだけ悩んだ決断に後悔の念はなし。
それから1ヶ月以上かけて車で千葉からのんびりこの島まで向かった。仲良い学生友達はもちろん、昔の同僚、小学校ぶりの同級生、外国で会ったヤツら、色んな街に立ち寄った。
昔話に花が咲き、愚痴話に笑みこぼれ、環境は違えど変われど当人の良さは変わらないね。就職して転職してない人は10年選手になってるし、今や家を買い子を育ててる同年代達は尊敬に値する。30代も半ばに差し掛かる年齢なら当たり前なのかもしれないけど、それを第一に世界一周後は自分の情熱を将来の家族に注ごうと思ってたけど、俺はまた独りで自分の次の夢を目指そうとしてる。自分はそういう人間なんだろうか。それとも無いものをいつまでもねだり続けてるおこちゃまなんだろうかな。
どこの子も本当に可愛くて、せっかく仲良くなれたのにしばらく会えずに忘れ去られ、「はじめましてオジサン」と言われるのが今から悲しいよ。ともあれ、のんびり刻みながら長崎に向かう旅はなかなか楽しかった。
宿をとったり、家に泊めてもらったり、時には車で寝たり。快活クラブは数百円でシャワーも飲み物もモーニングも漫画もあるからよく利用した。野菜不足が懸念された時はコンビニとかスーパーのサラダをがしゃがしゃ食べたけど、栄養やっぱないのかなーどうなんだろう。
千葉→埼玉→東京→神奈川と進んでから関東圏を脱出すると、途端に誰にも会ってない独りぼっちの時でも欲がでた。ただ通過するだけなのに、富士宮市?あー焼きそばか、食べようーとか。道後?あー温泉か、入ろうーとか。日本ってちょっと移動しただけで様々な魅力があるのがスゴイよね。あとよくこんな山々に穴開けたなぁってしばしば思ったな。山ばっかの国でここまで道を張り巡らせた日本のトンネル技術すげぇ。
そんなこんなで、長崎の五島列島は福江島に4月27日に来て、2週間が経ちました
ここでいずれは自分の宿をやりたい。世界中で受けた親切をできる限り還元できればいいな。漁業も絡めたい!農業も詳しくなりたい!結婚もしたい!子育てもしたい!うをー!
なんていう妄想と身ひとつで上陸した次の日、2ヶ月前の下見で来島した時に知り合った子と飲みに行く。その矢先に新しい出会いがあり、GWで忙しくなり人手が足りないホテルのモーニングで6日間働いた。およそ2ヶ月ぶりの労働はすごく新鮮に感じたし、脳に刺激を与えた。2ヶ月前以前も、個人事業主としてひたすらAmazonのダンボールとしか向き合わなかったので、他人に教わりながら他人と仕事をするのに懐かさすら覚えた。
それを皮切りに、毎日誰かしらの連絡先が増えていく日々が続く
そのホテルの社長に今手掛けてる事業を紹介してもらったり、モーニングスタッフの誕生日飲みに呼んでもらったり、人から人へ、場所から場所へ、一反もめんのようにゆらゆらと。縁もゆかりもないところに独りで来た人にとって、みんないい人だし繋げてくれて本当嬉しい。ただ実際今は島のいいところしか見えてない状態だろうし、少しずつ島の人たちに自分が認知されていく中で、どんな風に思われているのかはわからない。それほど島のネットワークは狭いし噂が広まるのは一瞬だとみんな口を揃える。
まーそんなの懸念したところでしょうがない
取り繕ったところでそんなメッキはすぐに剥がれる
本音と誠実さでゴリゴリ走ってれば応援してくれる人がきっと見つかる…気がする
いろんな島民に馴染みたくて、とあるカフェの良くしてくれるオーナーさんと山登りイベントに参加し、そこにいた方と別の山登りイベントに行き、ボランティア団体の方とつながり。海辺でUターンで新規事業はじめたい人に知り合ったり。今いる仮住まいのアパートのお隣さんと交流があったり。
いい感じに交流の輪が広がっている気もするけど、部屋で独りでいて、ふとした時に自分の決断と行動が心配になったりする。世界一周中だって五島までの移動中だって、なんだってネガティブになる瞬間はいつも孤独な時だ。その時間が何も生まない無駄な時間だとふと気付いた時だ。そろそろ一皮むけろ俺のメンタル。
はじめて釣れたのはちっちゃいベラ。アラカブ(カサゴ)
昨日は大量のいいサイズのアジが足元でずっと泳いでたのに全然釣れんかった
山登った時に教えてもらった干潮時の浜では、特大サイズのハマグリがゴロゴロ獲れた
密猟じゃないヨ
毎日がおそろしく早い
今はまた仕事しないニート生活に戻っている
1ヶ月後どこで何をしているのかな
サバイバルはまだはじまったばかり
まだ島のほんの少ししか知らない