34ヶ国目 パラグアイ~地球散歩~
あけましておめでとうございます
無事新年を迎えられてよかったです
ダニかなノミかな身体中痒いけど。
アフリカ大陸から大西洋を越えて降り立ったのは南米の丁度真ん中らへん、パラグアイ
空港で夜を明かし、せいじおじさんとバスに乗り込み街の中心地へ向かう。スペインからモロッコに入った時と同じ感じ。大陸が変わるとワクワクするし緊張もする。
ネットで書かれていること、会った人が言ってたこと、世間のイメージと実際自分が感じ体験することは果たしてどれだけ違うんだろう。そして言葉。いかにスペイン語を使いこなすかが中南米を楽しむ要素の一つであることは間違いなかろう。ロシア語がわけわからなかった中央アジアを思い出すなぁ
さて先にバスを降りたせいじおじさん(同い年)はゲイカップルの家へ訪れ親子丼を振る舞いながら美女と飲んだりカップルの喧嘩に巻き込まれないように気使いながら2日間過ごし、こっちもゲイハウスに2日間お世話になりゲイとそのボーイフレンドとゲイの友達のゲイとその友達のゲイで飲んだり地元の食堂連れてってもらったりした。ゲイの楽園パラグアイ(誤解だよ)
ゲイって基本超優しい
人に超優しくなりたければゲイになればいいんだよ(誤解もいいとこだよ)
こっちの人はよくポットを持ち歩いて夏場は冷水を入れて、備え付けのコップに茶葉を入れといて都度水を注いで茶葉が入ってこない仕組みのストローでお茶を随時楽しんでます。コールドで飲むのはテレレ、ホットだとマテ、と言うそう。でましたマテ茶。経済的でいいね。
いろいろ売ってる
お互いゲイの優しさに2日間触れたおっさん2人は再集合して、日本人居住区の近くの日本人ご夫婦が切り盛りしてる宿に向かった。
満席のバスの車内。肌の色はもちろん、窓の向こうからモノを売ってくるばあさんもいないし、ペットボトルやバナナの皮を窓から投げ捨てる人もいない。また別の世界に来たんだなぁと感じた。
南米にはいくつも日系居住区があるらしく、建物の造りが日本式だったり鳥居や神社があったり。日本語を完璧に使いこなす人も。戦争の背景は時に地球の裏側にこんな不思議も生み出すんだなぁ
そこでの年末年始は、まさに「ぼくのなつやすみ」
おじさん達は少年に戻った。
(実際に近年稀に見ぬおじさん率だったらしい)
嬉しすぎた毎朝食べれる卵かけご飯
猫派だったけど犬派になりそうなほど可愛すぎた犬達。宿泊してる少年が適当に散歩に連れてく、というかついて行くというか。何もない自然の中に佇む一軒家から放たれた犬達は柵を開けた瞬間飛び出し駆けまわる。お決まりコースの一本道に沿いながら虫の音の中汗だくになりながら歩くだけで、井上陽水が聞こえてくるよう。
うだうだハンモックで昼寝、
喉乾いて昼間っからビール
冷蔵庫に常に麦茶があるのも最高中の最高。
少しサッカーしただけで股の下が裂けた安っちいズボン。縫ったのにあぐらかいたらまた裂けた安っちいズボン。また縫ってやるこの野郎
自分たちで火を熾して沸かす五右衛門風呂はロマンしかなかった。
錆びが溶けて赤茶色くなったお湯がこんなにも気持ちいいとは。
めちゃくちゃ優しいゲイよりも遥かに優しいお母さんが作ってくれた餃子、すき焼き、鶏の唐揚げ、そーめん、味噌汁などなどの日本食、、、思い出しただけで泣ける(心が)
犬猫はもちろん、通りすがりの牛の額を運転席からぶっ叩く豪快なおとーちゃんならではの豪快なアサド(BBQのこと)は迫力満点。デカイ肉に夢中でかじりついた。
みんなで釣った魚をまたまた豪快に焼いて食ったり唐揚げにしたり。
ご近所さんの敷地内の食べきれないほどのマンゴーを摘む僕らの横で、お母さんが手作りの餅を渡してた。物々交換がまた田舎臭くて気持ちいい。もちろんマンゴー食べ放題。
晩めし時に必ず媚び売ってくる猫たち。
夜な夜な虫掃除してくれる蛙たち。
屋上からの夕陽
スーパームーンもはっきり丸見え
すべてがワイルドですべてのスケールがでかくてご夫婦の器がでかくて
年越しはみんなで神社に。年越しに除夜の鐘を鳴らしたのは初めてかも。
無料で提供してもらった蕎麦も食べて初日の出も見て、日本にいる時より日本っぽい正月だったなぁ
餅入りのお雑煮は美味すぎて吐きそうだった(心が)
おじさんがおじさん達と過ごす5日間の「ぼくのなつやすみ」は一瞬で終わってしまった。もちろん中には3ヶ月いる人、発ったけど戻ってきた人とさまざま。出発するのが本当に面倒くさくなるほど心地良かったけど何よりもメシが美味かったけど、
人には人の、ペースと人生。
2018年、
「自分に自信をもつ」を掲げて
もう少し地球を散歩します
行かずに死ねるか2018始動
神社でひいたおみくじは、末吉。
『恋愛 : あきらめなさい』
じ自分に自信をもって…いこう…