30ヶ国目 ザンビア ~地球散歩~
タンザニア北部キリマンジャロのふもとの町モシから南部の町ンベヤへ
朝7時40分発 翌日朝9時着
大型おんぼろバス 45,000シリング(≒2,200円)残り手持ち残金64,000シリング
今後の交通費が不確かなため水とビスケットのみでやり過ごす。とにかく泣き止まない子ども、堂々と授乳する母親をよそに、とにかくエネルギー消費を最小限に抑えることのみに没頭する。現地人達はスナックや炭酸ジュースが大好き。メシ休憩時も基本テイクアウトしてバス内でなんでも食べ、そして通路に設置されたゴミ箱に入ればいいやぐらいの感覚で投げ捨てる。アフリカ人?特有の酸っぱさといろんな匂いがもみくちゃになった深夜に2時間ほどエンジンが止まった時はさすがにゴキブリを覚悟したが幸い1匹も出くわさなかった。
タンザニア南部ンベヤから国境沿いの町トゥンドゥマへ
朝10時発 昼12時20分着
小型おんぼろバス 6,000シリング(≒300円)残り手持ち残金58,000シリング
今後の交通費が不確かなため水とビスケットのみでやり過ごす。ボコボコの道をガタガタの車で爆発のような衝撃を客席に与えながら走る。いつぶっ壊れるのかと思いきや、ここで使われている車両には
学校法人 岡田学園
社会福祉センター やすらぎ苑
佐賀藤本を応援します
の文字などなど。日本でかつて活躍した車両達が今もなお遠いこの地で現役で走っています。誰かゆかりのある人いるかな?さすが丈夫な日本車なのです。
トゥンドゥマからのバスは今日はもうなく、ザンビア側から出てるらしいので
近寄ってきたおっちゃんと両替交渉。
58,000シリング→263クワチャ が公式レートで大抵それより悪い利率を言ってくるのに、おっさんがアホなのか下手なのかわかんないけど結局270クワチャくれた。
そこに近寄ってきたバスの客引きに230クワチャでルサカまで案内され簡単に応じてしまう。手持ち残金で持ちこたえられた安心感によって値下げを怠る。
ザンビア入国ビザ 50USドル
昼14時発 翌日11時半着
大型古めバス 230クワチャ(≒2,500円)残り手持ち残金40クワチャ
ようやく停車中のバスにやってくる物売りから飲み物やポテトパイなどを買い、最低限の腹を満たす。
バナナレディー
も、予期せぬ事態。早朝4時頃着かなーと踏んでいたが夜22時から早朝4時までエンジン完全ストップのお休みタイム。乗車率ほぼ100%の車内で身動きとれず、硬いイスで夜を明かした頃にはキリマンジャロから続く酷使で身体はぐにゃんぐにゃんに。残金17クワチャ。
バス降りた直後にわさわさ寄ってくる客引きにATMまで案内してもらう。
入れたカードが出てこない。現地人もふつうに使ってるのでハメられたわけではなさそう、だが…このタイミングでそれはないだろう神よ。
そいつとその場にいたおっちゃんに頼るしかなく、一緒にその銀行の一番近いオフィスへ行く。
向かいのオフィスへ行けと言われる。
ビルの反対側の窓口へ行けと言われる。
取り出して渡すのは明日と言われる。
なんとしても今日出発しないといけないんだ!(そんなこともないけど)と頼み込み、そいつもザンビア語?で力説してくれた。そいつの電話番号に吉報が来るのを信じ、再びATMの前のベンチに腰掛ける。
暑い。腹減った。疲れた。風呂入りたい。
水買う。残り12クワチャ。
りんごとバナナ買う。残り0クワチャ。
…………………。
「すぐオフィスまた行くぞ!」そいつ現る!
銀行のオフィスへ入りパスポートコピーを取られる。
すぐさまATMへ戻ると裏から出てきた職員からカードを返却された。
うおーーーーーーよかったーーー
ショッピングモールのATMで無事現金を引き出すことに成功する。
そう、ザンビア、首都はふつうに栄えてます。モール内もとてもキレイ。女性も丸刈りが多かったけど編んだり染めたりオシャレ。銀行のオフィスもガラス張りのブース内でPCに向かうサラリーマンとアフリカとは思えず。
最後にそいつにチップを100クワチャ要求されたが笑顔で20渡して別れた。
仕組んだんじゃないよね、最後までいいやつだったんだよね。そう思うことにする。
首都ルサカから南部の町リビングストンへ
夕方17時発 翌日10時着
大型ふつうバス 140クワチャ(≒1,500円)残り手持ち残金たんまり
5,6時間の距離なのに夜はサービスエリアのようなところに停車してまたもや車中泊。
移動距離およそ3000キロ
移動時間65.9時間
かかった日数 丸3日と2時間20分
ちなむと北海道から沖縄までおよそ3500キロ
定番はタンザニアとザンビアを結ぶロマン溢れるタンザン鉄道ってやつを乗るらしいんだけど
これはこれでなかなかのアフリカ感
高さ5,800メートルまで登ったと思ったら今度は横に3000キロ。アフリカって広いのね。
ザンビア編は移動話だけになっちまいそうだ。
ナイロビで初対面、タンザニアのモシで再会してたせいちゃんと三度目の遭遇。
ザンビアでしたことと言えば、シェフせいじにザンビーフを最高の具合に焼いてもらい死ぬほど食ったこと。乾季で水チョロチョロのビクトリアの滝はスルー。
長時間移動の末のこの宿には癒された
ここはほんとにアフリカかい
2泊するつもりだったのに一流シェフに1泊に変更させられ、おっさん2人アフリカ旅後編のはじまりはじまり。