てぶろぐ ~地球散歩~

6年間のホテルマン人生の先に https://www.instagram.com/tepapepe

3ヶ国目 キルギスタン後編~地球散歩~

結果、沈没。
VISA待ちの期間、何をしたかと言えば何もしてない。


バザールをぶらつき、カフェでまったり。てきとーにマルシュに乗り、公園でのんびり。外に1歩も出ず、一日中ネットしてた日もあった。
だってすみれさん家が快適すぎんだもん。ベッドは広々ソファはふかふか。この貧乏旅行でこんな贅沢できんのはもうこの先ないかもわかんないから、逆にうだうだしてよかったよね。って今思う。結果2週間もお世話になりました。

 

最後はまいぽんと一緒にグルジア料理もごちそうしてくれて。

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ほんと感謝しかない。感謝しかなーーーい。ほんとにありがとう。床掃除しないでごめんなさい。次回はちゃんとやります。ねーちゃんにも感謝。俺の言葉のチョイスとか言い方とかがねーちゃんソックリらしい。

ほんまかいな。

 

 VISAはなんやかんやウズベクは7日、アゼルは4日でとれた。申請後のあちらの指定日を無視してアポなし突撃したのがよかったみたい。これからも大使館をナメていきたい。

 

 

アゼル大使館でよーすけさんという人に出会った。1コ下で仕事やめてフィリピン語学留学を経て地球散歩し始めたという近しいもの感じまくりのよーちゃんと飲んだビールは冷えてて美味かったな。

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ほんじゃ次の国一緒に行きますかと決めた明くる日の朝8時半、ビシュケク西バスターミナルに彼の姿はなかった。


間違いなくいるはずだけどなー場所ちがうのかなー寝坊してんのかなー


ここまで付き合ってくれたすみれさんと最後に。

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出発時間は決まっておらず、席が埋まり次第出発する仕組みなので、ギリギリまでよーちゃんを待つ、がこない。

 

ここで会えなかったのもなにかの運命だ。きっとまたどこかで再会するにちがいない!


9時を過ぎた頃、満席に達したマルシュは走り出す。

3ヶ国目 キルギスタン前編 ~地球散歩~

モンゴル ウランバートル空港11:05発。
洗濯物がまだ乾いてないタクシーは呼ばないとない空港行きの市街バスはない。そんなこんなで慌てて出発するとたいてい失敗することをなぜ知ってて繰り返してしまうのだろうか。洗濯バサミと、薄手のパーカーを入れる袋を置いてきてしまった。結局空港方面の市街バスを市民の助けをもとに発見し無事飛行機には間に合ったのだが、自我の奥底に根強く育ったこの"結局なんとかなっちゃうんだろう精神"は治したほうがいいのか否か。

 

否!ていうか治そうとしても永久に治らないね

 

中国領空およそ1万メートル(てきとう)をゆくトルコ航空機内で、はじめてPassengersって映画観た。泣いた。隣の人にばれないように。おもしろい映画です観てない方ぜひ。

 

 


りんご1ヶ値切っても100ソムすんの?高ぇなぁ〜でも今食べたいからいっか。購入。
→結果5ヶで100ソム(≒160円)だった。ここキルギスタンの首都ビシュケクのバザールでの買い物はハプニングの連続だ。なんせロシア語とキルギス語しか皆話さない。

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キルギスの第一印象はあまり良くない。空港のタクシードライバーに余計なエネルギーを消費したからだ。

到着ゲートを出た途端に来日したハリウッドスターばりの人気者になる。どのオッサンも自分のタクシーに乗せようと必死だ。ATMで現地通貨を引き出したあと、ひとりのあんちゃんと交渉を開始する。

 

自分「マップのここの住所に行きたいんだけどいくらよ」
あんちゃん「800ソムだ」
自分「500しか出せないね」
あんちゃん「700でいいよ」
自分「他当たるわ」(歩き出す)
あんちゃん「わかった500で連れてってやる」
自分「500な、オーケー」
他ドライバー「まて、おれは400だ」
自分「こっちにするわ」
あんちゃん「300!」
自分「絶対だな、300ね」
他ドライバー「200で行こう!」自分(無視)

 

しかしこの後走行中に、1000だと言い出し、さらに自分のボスに100払う用事があると言って軽く遠回りされる。ちょっと怒鳴ってみた。Hey!今passengerが乗ってんだぞっつって。結局500ソム(≒800円)で決着。この距離の相場が600~700らしいからまぁ良しとするけど、、こんなのこれから腐るほどあるんだろうなぁ。受けて立とう!かかってこいや!


他の旅人のブログを覗いてみると、どうやらこの街はタイやインド同様「沈没」の危険があるらしい。沈没とは今まで旅して周ってきたのに居心地が良すぎるのか安宿にずっと居続けること。たしかにバスとか買い物とか物価は安いしメシはうまいし治安もいい。なんでも、有名な日本人宿があってそこに日本人が集い、一緒にキャンキャンするんだとか。絶対楽しいよね。

 

でもこちとらここキルギスでものすごく立派な家に滞在している。姉ちゃんの昔からの友だち、すみれさんがキルギスに住みながら働いていてそこにお邪魔させてもらってるのだ。タダで!いろいろメシも作ってくれるし情報もくれるしなんたる待遇!ありがたやありがたや。

 

ロシア語を勉強してるとのことで、ロシア人講師のナアナ?先生が予告なく食材を持ってきて急遽ボルシチ作りに挑戦したり。ロシア滞在中に口にしたロシアっぽいものといったらウォッカくらいだけだったから残念に思ってたのでなんたる強運。うまし。まるでスコールのような超陽気な先生の無料ロシア語&料理レッスン。巡り合わせおもろー

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すみれさんはキルギス羊毛フェルトで作られた100%ハンドメイドスリッパに関するプロジェクトに携わり世に広めるべく仕事している。着いたその日にすみれさんの仕事仲間マイコさんとその彼氏シャウハット(愛称 ショーマ; キルギス人)がすみれさん宅で晩メシを食らうとのことで、そこに誘われて顔を合わせた。なにを隠そうこのショーマが若干27歳にしてそのプロジェクトで実際にスリッパを作る会社を束ねるザ・ボスというから驚き。英語絶賛勉強中の茶目っ気たっぷりマンとすぐ打ち解けた。

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バザールで買い物するショーマ

 

そして流れるように200キロちかく離れたイシククル湖という雄大な湖のそばにある、自宅兼工場のあるタムチという彼の故郷の村にすぐお邪魔することが決定した。ショーマと2人で彼の車で。僕の予定はいつも斜め上から突然降ってくる。

 

国際免許を持ってるのにも関わらずすみれさん宅に置いてきたので、キルギスで晴れて無免許運転デビューを飾った。

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左ハンドル右車線は7年前ぐらいにハワイで乗った時ぶり。警察だスピードダウン!とショーマ。ヤツらを出し抜いた車内でスピードを再び上げながらハイタッチするおバカ加減が楽しかった。

 

村の生活に入り込み、同じものを食べ、実際のスリッパ作りを体験した旅人はそう多くはいないだろうと思う。老若男女様々な人が仕事や家事を分担していた。女性陣がメシを用意したりスリッパの型を作ったり。男性陣が得た羊毛を精製したり、できあがった土台のスリッパをひたすら洗ったり。仕事と生活が折り重なっててまるでひとつの大きな家族のよう。普段見慣れぬ言葉の通じない他所者にみんな優しくしてくれた、ダニエル、エーラ、パーシャ、ミライダ、えーと他の皆さんありがとう!

ゴシゴシ洗うことでどんどん繊維同士が結びついて頑丈になりサイズが縮んでいくのだがこの作業が本当に大変。手間暇かけて愛情ギャンギャンかけてひとつひとつ作られてできるスリッパは今や日本だけでなくヨーロッパやアメリカなどに輸出してるそう。すごいじゃんショーマ!やるじゃんショーマ!

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そんなショーマとイシククル湖でボートに乗って水に飛び込んだ。
肉とビールの美味い店に行った。
彼の親戚の家に行って伝統料理を食べた。
山を流れる川の上流で釣りをした。
いろんなところに連れてってくれた体験させてくれた。
1時間に1回はおそらく仕事の電話がかかってくる彼に、「忙しいのに色々してくれて悪いねぇ。大丈夫なのかい?」と聞くと彼はこう答えた。

 

 

「大丈夫だ。なぜなら俺はボスだからな!」

(拙い英語で)

 

かっけぇショーマ!

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そんな彼はスリッパ洗ってる時、湖飛び込んでる時、山で1匹も釣れなかった時、しきりに「interesting?interesting?」と聞いてきた。きっと退屈させてないか心配だったのだろう。んなわけないじゃんショーマ!キルギスでの最大の思い出になってるよ!茶目っ気たっぷりのショーマは思いやりも兼ね備えた本当にナイスガイだ。
うちの両親も喜んで使ってますキルギススリッパ。興味ある人は連絡してくれればなんかこういい具合につなげられると思いますのでぜひ。

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ショーマの村タムチからの戻りはヒッチハイクを決行。といってもここでは割とメジャーな交通手段らしい。お金も交渉して払うかんじ。あれ、世界共通のヒッチハイクってどうなんだろ。タダが普通だと思ってたけど場所によるのかな。
なんとか捕まえて乗り込むも途中じゃり道走行中突如ストップ。車体下のタンクからガソリンがててててててんっと垂れてる。
「ここまでだ!」
おいまじかよ!ビシュケクへ早く着かないと。10時にウズベキスタン大使館行かなきゃいけないのに。

 

 

ダッシュしてなんとかタクシーを拾いウズベキスタン大使館に到着、したはいいものの実は必要な書類が1枚抜けていることにすでに気付いていた。まぁその場で書いたりしてなんとかなるだろうと思いつつこりゃ出直しだなと薄々、いや脳みその80%を占める割合で感じていた。そういう予感は大抵的中する。


さてどうするか。


ウズベキスタンにはVISAがないと入れない。抜けている書類はPCで情報を入力しプリントアウトする必要がある。看板も言葉もさっぱりわからないこの街でそれは旅人ビギナーの自分にとって至難の業だった。

 

……………………‼︎

 

大きなホテルに行けばPC借りたり手助けしてくれたり英語が伝わるのではないか。

ホテルで働いていた経験が少なからず生きたにちがいない。その思惑は見事に功を奏し、書類を揃えることができた。本当ありがとうゴールデンなんとかホテル。アゼルバイジャンVISAの書類も揃えた。

 

アゼルバイジャン?おそらくキリンチャレンジカップでしか聞いたことがないような印象だろう。考えに考え抜いた挙句、行く予定は『今も』ないアゼルバイジャンのVISAを取ることにしたのだ。理由はいつか触れたいと思う。べつにご覧の皆さんの興味がなくても書こうと思う。

 

 

じつはヒマな今日この頃。

 

キルギスにはウズベクやアゼルのVISA申請のために1週間以上居座ることになるのだが、時間を持て余しているのである。来て早々にショーマと、キルギス来たら行くべきイシククル湖や貴重なフェルト体験をさせてもらったので、最大の盛り上がりが終わってしまった感があるのだ。

 

ここでゲストハウスなんかに泊まっていたらひとり旅ならではの旅人同士の交流があるだろうが、それがない。タダで超快適な部屋に泊めさせてもらっておまえ何言ってんだと、それはおっしゃる通りなのだが、色んな種類の滞在方法がこの世にはあって、それぞれにメリットデメリットがその人それぞれにあるんだなぁと感じる。もちろんすみれさんは仕事をしてるのだから忙しいし、なんでもかんでも頼っては忍びないしそれではつまらない。

 

さて、キルギスを退屈と思わないように、何か新しい事に飛び込んでみよう。
なんせこんなにも緑が多くてのびのびとした国なのだから。

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朝玄関を開けエレベーターが止まってたので階段を下りる。バッグをゴソゴソする。ゴッガッガチャ。gopro5落ちる。電源入れてみる。液晶がバグってる。

 


一瞬にして顔が青ざめる。

 

 

おいまじかよほんとに?壊れたん?3カ国目にしてもう壊れたん?うそでしょどうしよう買わなきゃいけないのかなぁキルギスでgopro売ってんのかなぁあっ直せるかなどうなんだろキルギスにしばらく滞在するっていうのはこういうことなの?えーちょっとほんとにまじかようそでしょーーーーーー

 

放心状態になりながらバッテリーと本体を子猫を撫でるかのように愛くるしく掌に収めること10分。赤信号の間際に、もう一度電源を入れてみる。

 

 

あれ、すべて元に戻ってる……どこもなにも壊れてない。

 

 

電子機器もさ、愛情注げば直ったりするんだね。
うおーーーーーーーーーーーーよかった‼︎‼︎‼︎

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そん時のリアルな安堵の表情

 

 

その勢いで威勢良くウズベク大使館の2度目の訪問。ピンポーン!とインターホンを押す。
「あなたは明日の10時でしょ。今日は無理よ。」

 

は?

そんなの知ってるよ確かに昨日電話した時そう聞いたよでも今日行けばもしかしてやってくれんじゃねぇかと思ったんだよ今日してくれたら明日はアゼルのほうに行けて都合いいんだよ

 

まったく大使館をナメすぎである。

2ヶ国目 モンゴル~地球散歩~

モンゴルでははじめてカウチサーフィンなるものを活用してみた。メリットデメリットあるみたいだけど宿泊費がかかんないなんて使ってみない手はないぜー


ついたその日に次の日から8日間ゴビ砂漠ツアーをしてるグループに3日間限定で途中参加することを決断。息つく暇なくツアー参加が決まったのでツアー後の次の目的地を慌てて探す。長距離バスを駆使して安上がりな手段でどっか行くか、どうするか。安上がりで行くとなると中国の左側、ウイグル自治区を目指すことになるけど、長時間のバスがめんどくさくなってきたのでウランバートルからキルギスの首都ビシュケクまで直行便でふっ飛ぶことにした。

人ってっていうか自分って次の目的地が決まると途端に元気が湧いてくるんだなーって思う、千葉から新潟の佐渡島までチャリ旅した時も同じだったなー、その晩の宿を予約した途端に最後の活力が湧いてきたっけ。

 

バスに乗り込むこと10時間、夜中2時、心配に反してバス到着場所にツアードライバーが迎えに来てくれた。早速モンゴル特有の遊牧民ハウス、ゲルで寝る。翌朝、ブルガリア人のガルガナさん、ドイツ人のヨナス、ベロニカとあと一人(名前なんだっけ)と顔を合わす。


結論から言うと3日間ゴビツアーは5日間に延び、キルギス便の直前までモンゴルを味わうことになった。追加料金を払ってツアーを延ばしたわけではない。

 

予定していたはずのバス→そんなんないよ。翌日遠くの街に行けばあるから連れてくよ→あれ、なかったわ。

 

ということである。ツアーガイドの24歳の子は不誠実で正直好きになれなかった。一番不憫なのは2日間バスのためだけの凸凹の道の長距離移動を強いられた他のメンバー達。

本来の予定から誰から見ても大幅に狂っているのだがガイドちゃんから謝りも説明もなく。ゆーて途中からいきなり3日間途中参加してくるジャパニーズ野郎がいなければそんなことも起きなかったんだけれども。

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でも彼らはとてもとても優しくて愉快で理解ある人たちだった。彼らはリンゴをくれた。チョコをくれた。ビールをくれた。ウォッカをくれた。モンゴル伝統乳製品ナントカを吐きそうになりながら残さず無理して食って腹壊した時に薬もくれた。なにより一緒に色んなアクシデントを楽しめる人たちだった。

 

モンゴルの大自然を彼らと十二分に味わった。草原に行き、ラクダに乗り、砂丘を登り、馬に乗り、モンゴル料理を食べ、流れ星を見てゲルキャンプに泊まる。

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予想以上にモンゴル満喫した感を抱えウランバートルへ戻る。

 

 

正直、3度目のバスがまたなかったらヒッチハイクしてみたかったからバスが最後の最後で見つかってちょっと残念なのはここだけの話。彼らは8日間の予定なので残りの数日も楽しんでほしい反面、少しは寂しがってくれてたらいいな。ほんと皆さんに感謝!

 

まーでもアレだね、ヤギ牛ラクダ馬たくさんいてエキサイティングだったけど当たり前だけどそこらじゅううんこだらけだね。もはや気にしないけどね。

 

ウランバートルのゲストハウスに戻ったらやることたくさんだー
洗濯でしょ充電でしょ写真整理でしょキルギス情報収集にキルギスの次の国のVISA情報もいるし宿も抑えないと。5日間Wi-Fiなし生活してたから連絡とれないで迷惑かけてる人がいるなぁ。 まーいっか!(この日記は他の人が読んでおもしろいのだろうか甚だ疑問である)
もいっこやること忘れてた。シャワー浴びたい。なんせこのツアー中1回も浴びてないのだから。

 

長距離長時間移動中にたまに古いiPodnanoで曲聴くんだけどロシアではなんでかYUKIがめちゃくちゃマッチした。今現在のモンゴルではシャッフル1発目からケツメイシ「未来」でたぶんどこで聴いてもケツメ最強説。まーただ単に好きなだけなんだけどね。


そういえば5日ゲストハウスに放置してる荷物は無事かなどうかな
右ハンドルで走ってる日本車が多いんだなーと思いながらそんなこと考える。

1ヶ国目 ロシア~地球散歩~

バイカル湖周辺を歩いていると、突然茂みの奥から呼び止められ、そこには汚ったない机、汚ったないグラス、誰もが不安がるトマトとキュウリ、ウォッカ、そしてオッサンオバハンジジイ。

 

ウォッカでもグイッとやってまぁオレの歌を聴いていけ。

 

言葉は一切通じないけどすでに酔っぱらってるオッサンはそうやって歌いだす。こんなとこでどうしようもねぇなほんとバカだなー好きだわー

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前の日にイルクーツクを散歩してた時はロンリーだし皆さんロシア語オンリーだし顔は汗でオイリーだから孤独感感じてた。

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きいろとしろいろ

 

旅の序盤はちょっと辛めかなーとか思った。でもバイカル湖ではちがくって、仕事で来てたロシア人デニさん、3年すでに旅してる韓国人のキョウくんなどなど、やっぱこうしていろいろ出会っていくんだねー。

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ひとり旅だからこそ、ひとりの時間も誰かとの時間も味わうのだ。でもプーチンには会えなかった。うんこでもしてたのかな。


宿をチェックアウトして駅に向かうトラムを間違えて、わざわざ自分も降りて別のやつに一緒に走って案内してくれたおねーちゃんにも感謝!つくづくいろんな人に助けられるなぁ〜

 

さーて水でも飲むか。ブシューッ‼︎ ぐあ。やっちまった。炭酸水やがな。何も考えず買っちまった。19歳の時のヨーロッパ旅を思い出す。シェイクしまくればただの水になるなんてことは全くないその時の教訓を生かし、黙って流し込む。

 

なんでもうすぐ22時ちかくになるのに陽が落ちてないの?なんなのロシアって。オレの時計が狂ってんのか?そんな列車内で究極にネガティブ思考に陥る。

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いい年してオレは何をしているんだろういつも誰かに助けてもらってばかり自分一人じゃなにもできないじゃないか親どんだけ心配させてるの兄貴と仲悪くなったのはオレのせいなんじゃないのホテルに6年セブに2ヶ月いてなんでまだ英語できてないの世界一周すればいいと思ってる行くだけでいいと思ってる働くことを考えるべきだよなのに何も準備してないそりゃあみんな凄いねって言うよこんなお調子者なんだから他人と比較する必要ないってそりゃそうなんだけどちゃんと考えるところは考えないといけないじゃんかねひとりでいると不安の波が押し寄せるオレは強い人間ではないこの旅時間とお金どっちが大事なの常に人に流されるのってどうなのすぐ運命手繰り寄せたと思い込むのってどうなのオレ足細いないつのまに貧弱になったの旅中にロクにメシ食えずにガリガリになってシワ増えてシミ増えてホクロ増えて髪薄くなって帰ってきたころにはみすぼらしくなって誰も顔合わせてくれなくなるんじゃないかこっちが逆に会うの辛くて避けちゃうかもねそんなの…やだな

 

 

そんな迷想をしていたら列車はウランウデに到着。夜中のロシアの田舎町をひとり歩く。少しだけビビりながら。だってガタイのいい酔ったにーちゃんに突然言い寄られたらどうすりゃいいの。でもなんとか到着、はいいもののゲストハウスのおっちゃんにウランバートルまでのバスについて聞こうと思ったのにあんま英語わからないって。笑顔サイコーかよじいちゃん。そんな中ロシア人カップルが親切にいろいろ教えてくれた。そんなアンって子をこの度ナンバーワンロシアンガールに認定。

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翌朝、教えてくれたところにバス停なんてそんなもんどこにもなかったけど(アンこんにゃろ)バスを強引に停めて乗車。GPSを照らし合わせながら走ること5分、あらぬ方向に曲がりやがったので慌てて下車。20ルーブルのところ17ルーブルしかコインがなかったが行け行けと放り出された。
バスターミナルにはバイカル湖で出会ったキョウくーん!イルクーツクからウランバートル直行列車ではなくこの安いルートを教えてくれたのが彼。すでに3年世界を旅してる彼に序盤で出会えてほんとにラッキーだ。2カ国目のモンゴルは彼と踏み入れた。

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旅立ち~地球散歩~

2017年6月13日 成田空港


大親友野郎はっしが平日にも関わらず休みを取って見送りに来てくれたので、この旅はすでに最高のものとなったと言える。行き先はイルクーツク。世界最古最深最強の透明度の湖、バイカル湖の近くの街。

 

えっ最初ロシア行くの⁉︎

 

というリアクションが欲しいだけでそこに決めた。だって東南アジアから周るのは多くの人がそうしてるし一緒じゃつまらないじゃん。と言いつつすげー行きたいインドやらカンボジアを訪れるのはいつになるんだろうと思うと早くも心がブレだす。つくづくバカだなぁと思う。

 

人生クールよりフール。高校の先輩が何気なく言ったこの一言が、今もなお僕の血の中を流れている。

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ロシアに入国して早々空港内で、黒いワンちゃんがリュックを爪でガリガリ。直前のセブ2ヶ月語学留学中に、のら犬ノラ猫を手懐けまくった成果が早速でちゃったぜと思いながら(その時は思ってない)迷彩服のあんちゃんにリュックの中身を見せる。空港職員もキャビンクルーでさえロシア語しか話さないなか、なんとか切り抜けホステルに着いたのは25時。翌日プーチンに会えるといいな。