tepapepe’s blog ~地球散歩~

6年間のホテルマン人生の先に https://www.instagram.com/tepapepe

23ヶ国目 モロッコ~地球散歩~

なんやかんや2週間いたモロッコ
いろんな街を転々としたけどそれぞれに違った特色があって出会う人も様々だったな。

 

はじめてのアラビア文字、期待と不安高まるアフリカ大陸、だったのは割と最初の方だけで。怒号飛び交うバスターミナルやがやがや騒がしいマーケットはどことなく中央アジアのようでどこか懐かしい感じがした。

 

 

 

 

青い街シャウエンで出会ったコウキ君は、他の人がここを訪れる理由と明らかに違っていた。

シャウエン、通称「青い街」またの名を「ヒッピーの聖地」らしい

 

 

彼がここに来た理由は、他でもない、吸うため。


フィジーやオーストラリアなどで留学を繰り返しその都度クサに染まる、いわゆる草食系男子。青に染まった街など到底興味がない彼に声をかけちゃったもんだからそりゃしょうがない。

 

 

道端にあぐらかいてうだうだしてるヒッピーから安く譲ってもらい、宿のテラスでパイプの先にクサを入れ、火を灯しながら煙を吸い込む。

どうやらだいぶ良質なものらしい。コウキ君が興奮している。それがかなり安く手に入るのだからヒッピーが集まるのだろう。テラスでは他にも吸ってる奴らが何人かいた。

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2人で交互に吸い続ける。コウキ君はかなり上機嫌になってきた。のに、こっちはうんともすんともせず。次第に煙を肺に入れるたびに喉が痛くなってくる。全然おもんない。体に合わないからか慣れてないからか、ただ喉風邪の疑似体験をしただけに終わった。んー無念。

 

 


にしても青い。青いから観光客が集まるものの、そこには普通に人が住んでいる。家の中も青くて、そんな中での生活はどんな気分になるのだろうか。うまくできた料理も美味しくなさそうに見えそうだし、落ち込んだらとことん気持ちまでブルーになりそうだ。少年はすぐ青年に見られるものの、青二才め!といつまでも罵られるんだきっと。街を青くしたキッカケなんかも気になる。

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ここモロッコで、ガラッとコスチュームチェンジすることを企んでいた。のに、迷宮買い物天国フェズでは体調を崩した。頭痛がして体全体がだるい。あーこれ熱でるやつやん、と今までの経験から推測する。入り組んだ迷路のような旧市街メディナを歩いても、店頭の人たちとの掛け合いも買い物も散歩も全然楽しめない。すると床屋が目に留まる。髪切ってスッキリしたら頭もスッキリするかなーとぼんやり考えながら中を覗くと先客がいたのでやめた。

 

しばらくテキトーに右に左に迷宮を彷徨うこと30分、またもや同じ床屋にまたぶつかってしまった。先客はもういない。ここで髪切れってことだと得意の運命付けをかまし、いざ入店。英語が全く話せない店員との会話を諦め、どうにでもなれとあの時はやけくそだった。

 

 


240円の出費の代償に得たのは、ほぼ100%「ニーハオ」か「チャイニーズ?」と第一声をかけられるヘアスタイルである。頭痛はスッキリするどころかひどくなった気がした。

 


でも体調が良くないからこそ特に思う。世界3大ウザい国なんて言われてるけどそうは思わない。無理な客引きなんてしてこないし道端の人でさえ体調を気遣ってくれるし、宿のスタッフさんの頭痛薬でだいぶ良くなった。体調関係なくても、バスの隣のヤツ、ターミナルのおっさん、タクシーの運ちゃん、みんないいヤツ。

 

ウザい人なんてどこにでもいる、でもウザい国はきっとひとつもない。と思う。

 
百聞は一見に如かずとはよく言ったもんだ。

 

次の日240ディルハムの服を60まで値切って買ったりしたけど結局これは700円ちょいするしそれって高いような安いような。相場を知るって大事。そんな自分も店員からしたらウザい客、だったりして。

 

 

 

 

 

 

砂漠と隣り合わせの街、ハシラバッドにてベルベル族のお宅にお邪魔する。

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お世話してくれたのはホッシンとアブラヒムのブラザーズコンビ。そこを拠点にサハラ砂漠で一晩テント泊をした。

 

 

のだが、

 

 

 

 

 

 


サハラ砂漠、なんでだろう、まったく感動しなかった。

 

 

 

 

 

 


モンゴルのゴビ砂漠行って砂漠はじめてじゃなかったから?
天気が快晴じゃなかったから?

 

 

それもあるかもしれない
でも、たぶんそうじゃない

 

 

 


毎日のように行き交うラクダの足跡とそのラクダのケツから出る大量のチョコレートの道しるべによって決められたルートをただ進み、一直線にテントを目指す。アブラヒムがしきりに「スゴイネ~スゴイネ~」と覚えた日本語を繰り返す。

 

 


灼熱の太陽、過酷な大自然、珍しい生き物たち。サハラ砂漠というワードを勝手にそうイメージしてた結果、たった1泊しかしなかったのだから当然なのかもしれないけど、ビジネス感溢れる光景にギャップを感じてしまったんだろう

 

 

 


フォトジェニックな砂漠よりも、星空よりもサンライズよりも、同じテントに泊まったオランダ人のナタリアとガイド達とベルベル伝統打楽器をポコポコ叩きながらアフリカっぽいよくわからん歌を夜遅くまでゲラゲラ笑って歌ってたことの方がよっぽど印象に残って楽しかった。

 


砂漠から水を引き畑で野菜を育て、飼っているヤギは特別なお祝い事の時に食べるため。食卓はいつも男女分かれて同じテーブル囲むことはないらしく、お互いリスペクトしているからだそう。土を積み重ねる家の造り方なんかもおもしろかった。ベルベル族てのはざっくり言うとモロッコの先住民のこと。興味深い彼らの暮らしぶりに少し触れられてよかった。

 

 

 

 

 

 


親切ブラザーズに別れを告げ、ヒッチハイクを混ぜながら次に辿り着くはトドラ渓谷。
大きな断崖が人を飲み込まんと連れ並ぶそこで、宿で会ったゆかりさんとロッククライミングを体験した。

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はじめてだったから35mまでだったけど、高ければ高いほど気持ちよさも比例するんだろうな。幼い頃から断崖で遊びながら育ったインストラクターのシシャモくん(あだ名)が命綱なしでひょいひょい登っていく姿はえらくかっこよく見えた。

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ロッククライミングの後は1人で岩山を突き進む。宿主のみちよさんはトレッキングって言ってたけどこれもある意味ロッククライミングだ。道無き道を進み何回も軌道修正しながら辿り着いた山の頂上付近ではノマドの人たちが暮らしていた。岩穴を作り、テントを張り、彼らは自然に溶け込んでいた。時々山を下りて街へ出るらしい。あの過酷な道を往復するだけでも相当大変なのは身をもって知っている。言葉少なながら自分たちの家を説明してくれて、ベルベルウィスキー(伝統的なお茶)と手作りの焼きたてパンで突然の訪問にも関わらずもてなしてくれた。モロッコのどこの店で食べるパンよりも美味しかったな。

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トドラに来る前にフライトチケットを買っておいてよかったと思った理由は2つ。
まず、みちよさんが作ってくれた日本食がどれもこれもめちゃめちゃ美味しくて。とくに最終日に出たチキン南蛮が「白米+濃いおかず」の組み合わせがたまらなく好きな自分にとって最強の晩メシだった。

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川で洗濯したり手伝ったり同じ屋根の下で寝る旅人達と星を見たのもいい思い出。今までで一番長くてぶっとくて大きい流れ星を見た。

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川を歩いてると現地の女子供が集まってて、フィアンセにどう⁉︎この子は⁉︎この子も空いてるわよ‼︎と、どうやらここでは選びたい放題だ。将来安泰。

 

 

 

そして、みちよさんのお子さんアヤちゃん。


「お兄ちゃん、あそぼーぜ」から、
たくさん走り殴られ引っ掻かれ蹴られ噛まれ舐められ笑った。


本当のお兄ちゃんならいいのにとかもう1泊すればいいじゃんとか言われちゃあもう30手前のおいちゃんの心わしづかみだよ今までで一番出発が辛かったよ。

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チケット買ってなかったら絶対ずるずる滞在してたな。

 

 

 

 

 


ウズベキスタンアゼルバイジャンを経てまたもやバッタリ遭遇したしおりさんと一緒にいたりなチャンとマラケシュのフナ広場を歩く。

 

蛇使いにペットボトル釣り(!?)、トークショー(!?)に伝統ダンスショー。多くの人の輪ができ、100以上ある屋台エリアでは客引きが声を荒げる。次の日は1人で少しだけ歩くと気付く、やっぱり女の子のほうが圧倒的に声かけられるんだなぁ、と。それも温度差がちがう。昨晩と客引きのテンションが明らかに違う。男旅より女旅のほうが刺激的なのかなーでも大変なのかなーとか思いながら屋台で飯を済ます。

 

この辺ですでにモロッコ満足タンクがほぼ満タンでもう新たな思い出は要らないモードに切り替わっており、残りの時間をネットに充て、出費を最小限に留め、黄熱病の予防注射を済まし、宿が高いからと空港で丸1日以上過ごし、空港職員と少し格闘したのち、モロッコを後にする。