てぶろぐ ~地球散歩~

6年間のホテルマン人生の先に https://www.instagram.com/tepapepe

24ヶ国目 ヨルダン~地球散歩~

2017年10月28日 28歳最後の日

 

 

選んだ場所は世界遺産 ペトラ遺跡

 

 


特に遺跡がすごい好きってわけじゃないけど、地球散歩出発前から行ってみたいリストに挙げてた。歴史やらの知識はもちろん皆無。ただただ写真を見て"すげーなここ"って思って目星をつけてて。

 

 

実際目の当たりにして、10回ぐらい"すげーな"って思って20回ぐらい「すげーな」って言った。

 


知識ぜんぜんないけど、「ほんとすげーな」って。

 

 

紀元前とか1世紀ってぐらい大昔の人たちが成し遂げた事ってありえないほど果てしないな

なんでどうしたらそんな発想になって団結して長い時間かけてどこで技術が生まれて…文献の解説を読んでも到底腑に落ち得ない疑問が次から次に出てくる。結果、辿り着く「すげーな」ただただ圧倒された。

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同い年の他人ならもっと違う言葉を用いて自分を表現するんだろうけど、きっと俺はたとえ40歳になっても"すごい"と思った事に「すげーな」と口にするんだろうな。

 

 


幸運なことに愛ちゃんという旅ガールに巡り会えたので、28歳最後の日に1人で過ごし特別な孤独を感じる事はなく。いやはやありがたや。

 

2人で首都アンマン行きのバスに滑り込み到着した時刻28日21時過ぎ。

 

 

 

29日を迎える瞬間をとにかく誰かと迎えたい。
そんな薄っぺらい理由を裏に募集をかけてたカウチサーフィン。

 

 

 

ヨルダン人のドクトルはアンマン市内バスターミナル近くの、Wi-Fiを使わせてもらって待機してるホテルまで車で迎えにきてくれた。

 

ドクトルは本名ではなく、メディカルスクールを卒業し晴れて医者になって彼の友だちがつけたあだ名。そんな彼の家は、キルギスでお世話になったすみれさん宅以来の豪邸で着いた瞬間唖然。ユニスさんというケニア人住み込みホームヘルパーまでいる始末。

 

 

 

サンドイッチを食べさせてくれた後はお互いの国の色んなことを話しながら。

 

 


アダムやハマド、つい先日ドクトルとキャンプに一緒に行ったドイツ人の女子2人や中国人ボーイまで駆けつけてくれて、談笑してたらあっという間に24時を回った。

 

 


まさかのケーキ登場。

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ドイツ語で、アラビア語で、英語で、続く続くバースデーソング。

 

 

 


旅先で迎える誕生日は今まで経験したことのない場所とメンツで忘れられないひと時になった。

 

 

 


まーしかしなんでドクトルがケーキ用意してくれてたかっていうと事前にそりゃポロっとこぼしてたからなんだよね。実は29日が誕生日で誰かが一言おめでとうって言ってくれるだけで最高なんだーみたいな。もちろんケーキ食べれるなんて想像してなかったしスーパー嬉しかったけど用意させた感がハンパなくて苦笑いしちゃった。

 

 


ドイツネームはフカンス、アラビックネームでハラフ

 

新しく名付けてもらった2つの名前を引っさげて29歳の年がはじまりました。

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2017年10月29日 29歳最初の日

 


死海へゆく。
英語でDEAD SEA。いきなり縁起でもねぇ。

でもここも行ってみたかった場所。
そもそも誕生日当日に海パン履けるなんて最高。

 

 

残念ながらドクトルが仕事で身動きとれなかったけど、ホステルに泊まってた愛ちゃん、がそこで知り合ったシュンちゃんとユリさんと行けることに。

 

 

 

誕生日だけはやっぱ1人で過ごすのイヤだったからホント、いやはやありがたや。

 

 

 


塩分濃度が普通の海の10倍で生き物が住めない海、なんてすごい濁ってたりを想像してたけど思ったより綺麗で水が透き通ってた。

 

 

足の力を抜いて後ろに重心を持ってくと自然と足がプカ〜〜

 

 

 

29歳初日にして、浮つく。

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なんだこれ、おもろい沈まない
蚊にさされの小さなキズでもしみる、しょっぱいを通り越してニガイ、そらおサカナさんはこんなとこ住めませんわな。

 

底に固まってる塩を崩して取れる泥で全身パック。30分だけ肌ツルツル。


まさかここに来るまではこの日にこんなとこに居るなんて夢にも思わなかったなー海水が目に入った痛みすらも愛おしく感じるぜ。

 

 

初対面なのに快く誕生日アピール全開の輩に付き合って一緒に遊んでくれてほんとありがとう。おいちゃんは嬉しいよ。

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彼らと別れてドクトルの家に戻るとドクトルはいなかったけど彼の父親を中心に家族に思いっきりもてなされて。てんこ盛りのラムチャーハンにスイートポテトなんかで腹いっぱいで"最高の誕生日だったなー"ってくつろいでるとドクトル帰宅「夜景がキレイなビューポイントまでドライブだ!」

 

 

ドクトルやらアダム達と最後の最後まで彼らは仕事終わりなのにも関わらず。
ドクトルは翌日朝4時半に一緒に起きてタクシーを呼んでくれて。

 

 


バスターミナルで朝7時に愛ちゃんからクリームチーズを顔面に浴びせられ。

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読んで字の如く、たくさんの人に甘えて甘えて祝ってくれと頼み送迎からメシからケーキにドライブ、サプライズにこの24時間いやもっとそれ以上、常に誰かの優しさ温かさに触れながら過ごしました。30も目前になって何やってんだかと思う人もいっぱいいると思うけど、これが俺なんです。楽しんでます。夢の真っ只中です。

 

メッセージやらくれた方どうもありがとうございます。旅中はなおさら心に沁みてます。

 

 

上にはシリア隣にイラクだし、ネガティヴなニュースしかなかなか耳に入ってこないこの国に来て、実際は全く危ない目に合わなかったとしても、それはたまたまかもしれないし何かが起こる可能性が常にあるわけで。何かが起きてからじゃ遅いわけで。来たことに全く後悔はないけど自分の行動に責任を持とうってのを改めて心に留めて夢の続きをまだまだ追い続けます。