56ヶ国目 ジャマイカ~地球散歩~
入国してから一番最初に入った小さな商店にて
脇でだべってたおばちゃんがカラテのポーズをとってきたので、負けじと瞬殺拳(なんだそりゃ)の構えで応戦したところ、隣にいたオヤジが一言
「ここ(ジャマイカ)じゃコレ(手を銃の形にして)でBANG!しておしまいだぜうははは!」
Hey what's up メン!
もしレゲエイズムを感じたけりゃキングストンのローカルバスに乗ってみな。ふと横に目をやると男が冠をかぶって手にはHappy Birthdayの風船を持っているはずだ。たまらずお前は言うよな、congratulationsと。するとどうだ、彼はニコッとして握手し、バス内を徘徊してチップをせがむ盲目の男に渡すように近くの女性に金を託し颯爽と去っていくんだぜ。これがおめぇ、"LOVE & PEACE"だ。
別のバスに乗りゃすかさず小劇場のはじまりだ
教師っぽい大柄のスーツマンが生徒?にこう詰めかかるんだ。「バスを降りろ!ポケットにナイフ入ってんだろ!」ヤツらの英語は癖が強すぎてあんま何言ってっか検討もつかねぇけどまぁ、これが俗に言う"every little thing gonna be all right"ってもんだぜヤーマン
ラストは太った中年女性が場をきっちり締めるのがジャマイカ流だ!ナイフ沙汰が終わるやいなや立ち上がり、イエス様について熱く語りだすのさ。まさに"ONE LOVE" だぜ!
腹へったかmy friend?
ヤーマン!それならあそこに座ってるヤツに話しかけてみな。すっと通りがかりのオバサンが案内してくれるはずさ、ボリューム満点のローカル飯んとこへな。これが安くてうめーんだ。ジャマイカ人はビーフもポークも魚だって食うけどチキンが大好きさ!おめぇもアフリカ行ったとき、やけにKFCがあったりしたろ?そーゆーことだぜメーン
モンテゴベイ?ネグリル?耳を疑ったぜヤーマン!あんな人がごった返した観光地なんざ俺はノミの糞ほど興味ないぜ。もし自然豊かな場所でリラックスしたいんならミニバンで北に3時間行ってみな。ポートアントニオがおまえにピッタリの田舎さ
外国人観光客の全くいないビーチが徒歩圏内にいくつもあるからよ、ラスタマンと絡みながらレゲエを耳で転がしながら心ゆくまでchill outしてってくれや
つかれたかハニー?
宿に戻れば15年髪を切ってねぇイタリア人オーナーがいるぜ。こいつがまた優しくてよヤーマン
ずーっとのんびり喋ってたっけかよ。何話したかなんて何も覚えちゃいねぇがそんな小せぇこと気にする必要はねぇ。とにかくのんびりカリブを味わい癒やされりゃおまえのジャマイカは、それでいいんだプッシーファックメン
老若男女、みんなド派手
黒い肌に映えるカラフルシャツにだいたいドレッド
何か聞けば必ず答えは「ヤーマン」
とくべつ何をしたってわけじゃなかったけど、ひたすらのんびりゆっくり過ごしたジャマイカ、まぁまぁ好き
スペイン語をわかんないなりに知ってる単語を並べて懸命に相手の意思を汲み取ってたのが懐かしくて楽しかったなぁ。異国を旅してる感があった。みんな英語を話すジャマイカに来てそれを感じたっけかな
もう旅もだいぶ出口が見えてきてる
体内の残りのガソリンも、丁度いい具合か?どうだろう?
ヤーマン(yeah man)!