49ヶ国目 エクアドル~地球散歩~
ペルー国境のイミグレの机の隣の席の人がエクアドル国境のイミグレ職員だったのはちょっとおったまげましたけども
クエンカでmy枕をかかえる初の海外旅行中ブラジル人ルーカスと意気投合し
ルーカス含むメンズ4人で国立公園をトレッキング
俺ビーサン明らかな失策
早々に脱いで裸足で大地を肌で感じるスタイル
バニョスで2夜連続の温泉がたまらんくて
たもつ君と大迫力の滝までサイクリング
丘の上の空中ブランコはあいにくの曇り模様
クエンカから再会したチェコ人アレックスと楽勝バンジージャンプ
(高さ100mて聞いてたけど実際は橋から川までが100mでロープの長さは25mほどだったから別んとこで本当に怖いやつやらねばだ)
コトパクシて綺麗な山でエクアドルファミリーとわいわいがやがや
キトで髪切ったらもみあげシャキーンなって
赤道直下の記念公園で北と南の境目に立って
水の流れ方が逆になってあら不思議〜
などなどいろーんな事あったけど
それらを割愛せねばと思えてしまうほど
興奮したなぁ
ジャングル!
もちろんたった2,3日ですべてを見れるわけがない、そんなことは百も承知
そんな中たくさんの出会い驚き感動が凝縮された
濃い〜〜3日間だったなぁー
ピラニアやカイマンの生息する川沿いに建てられたロッジ
もう耳をすませなくても聞こえてくる、聞いたことのない奇怪な虫の音猿の声鳥の鳴き声
正真正銘のジャングル
昔好きだった生き物地球紀行やどうぶつ奇想天外!なんかで見てた、テレビの中の景色の中に自分がいる
そこを拠点に3日目の夜まで、朝昼夜で全く違う表情を見せるジャングルを、川をボートで陸を長靴でひたすら探検した
ガイドって本当にすごい。
ある程度どのへんに何が生息してるってのは知ってるんだろうけど、自然の中で動物を見つけるのは本当に難しいのに、なんでわかったのって毎回思わせるほど自然にうまく擬態し溶け込んだ彼らを見つけだし教えてくれる
時には何も見つからずいたずらに時間が過ぎることもあったけど、そんな時はジャングルの中で美味しい謎の実やカカオを食べさせてくれたり植物の説明をしてくれた
カカオ。甘酸っぱくてめちゃうま
当然楽しい反面、自然には厳しさもあり
熱帯雨林の名の如く、どしゃ降りに幾度となり
ボートで移動中突然蜂に襲われ、上唇を刺され激痛の直後ぽってり腫れるハプニングもあった(刺された時は思わずやっぱ「痛った‼︎‼︎」って日本語がでるもんだね)
出会いはなにも動物たちだけでなく、そこのロッジを訪れる人は総じて自然と動物が大好きという共通点をもち
なにかと一緒にいたドイツ美人ビクトリア
幾度となくスペイン語通訳をしてくれた優しいエクアドル美男子リッキー
ビール飲んで曲がかかるとサルサを教えてくれた陽気なチリ人コンビ
退職後、旅行しながら大自然広がる田舎で動物たちと暮らすアメリカ人老夫婦の話は、誰もが羨む自慢のような内容なのに全く嫌味に聞こえなかった
リスザルに黒い猿、細く伸びた高ーい木にしがみついているのはナマケモノ
数々の鳥たち
カエルにトカゲ、毒ヘビ
昆虫たち
闇夜に現れたカイマン
体長およそ2メートルの赤ちゃんアナコンダ
そしてタランチュラ
手に乗せる瞬間まで
グオェェアァアアって感じだったのに
乗せた途端ちょっとかわいく思えた自分には
ジャングルガイドの素質があるのかもしれない
大物を目の当たりにするようなラッキーパンチはなかったけど、野生のちびカイマン、赤ちゃんアナコンダ、タランチュラに遭遇できて終始アドレナリン出っぱなしの3日間でした
正直ジャングルを超える高揚感はないだろーと
タカをくくってたましたけども
世界にひとつだけの島ガラパゴス
1年4ヶ月ぶりのおじさんとゆくガラパゴス3島8日間の旅
2017年12月南アフリカ
ケープタウンの宿で知り合ったこの男
その後俺がアフリカから南米に飛び荷物を失い日本に帰国、半年オーストラリアにいたのちインド、アジアを周って南米にまた戻るまで
ずっと旅を続けてきた
アフリカ20ヶ国以上渡り歩いた猛者
一緒にテーブルマウンテンを登ったくらいしか思い出ないけど
さっちゃん元気かな
8日間最終日フライト前の朝まで
毎日歩いて泳いでメシ食って潜って
やったことと言ったらそんなもん
会ったヤツと言ったら
もう
最初サンタクルス島の海に行った
あれ……なんか濁ってる……?
海はこの透明度なのかーーガラパゴスー⁇
となったもんだ
フェリーでイザベラに移動した3日目
ビューポイントに向かう途中、道のど真ん中にヤツは現れた
おじさん2人で興奮
ガラパゴスゾウガメ
ごつごつした皮膚
荒い鼻息
どっしりとした一歩一歩
草を食らう時のばした首にでる皺
なんちゅう古代感
白亜紀からもう生きてんじゃねぇのか?
絶海の孤島で独自の進化を遂げた生き物
この場所がガラパゴスであることを一番感じた瞬間
古代感でいえば
ガラパゴスイグアナ(写真はウミイグアナ)
こいつもなかなかの迫力だった
見慣れるほどに島の至るところでのぺーっとしてる彼らだけど
手足を使わず尻尾でバランスとりつつ身体を左右に揺らしながら泳ぐ姿は
ハリウッド版ゴジラそのもの
めちゃくちゃかっこいい
そして島の代表格
ガラパゴスアシカ
砂浜で船乗り場でベンチで
どこだって彼らの寝床
愛くるしい表情がたまらない
もしあなたの方に彼らが歩いてきたら
あなたはどかなければならない
もしベンチで彼らが寝ていたら
あなたは立ってなければいけない
すべての生物から2mは距離を置いて
決して餌付けはおろか触ってはいけないガラパゴスの掟が
ヒトを恐れず無防備な可愛い寝顔を見せてくれるのだろう
子アシカがミルクをせがもうと母親に近づくも
母アシカはこっち来るなと威嚇し、もう一匹の子にだけミルクを与え
もらえなかった子アシカは切ない声を上げながら右往左往している、そんなシーンを見た
母親を間違えて迷子になってるのか、実の母親に見捨てられたのか知る術はないけど
一見アシカの楽園に見えても
毎日エサをもらえる水族館じゃない
ここは自然、彼らは野生の動物
命がけの毎日を送ってるにちがいない
だからこそ
ここの野生動物達とヒトとの距離感が本当すごいと改めて感じる
海で浮いてたらアシカが向こうからこちらに遊びにくるのが嬉しくて可愛くて
ガラパゴスペンギンも一度通り過ぎたと思ったら近くまでまた泳いできて
鳥だってなかなか逃げない
エイもウミガメもサメも逃げ、いや軽く逃げるか
追えばそりゃ逃げます
島内は物価が高いから
缶詰め、ラーメン、パスタ麺、米なんかを本土から持ち込んで毎日自炊
野菜や卵を現地調達し
しんごシェフ主導のもと
2度市場でよくわかんない鮮魚を買い
知識と経験がウリの3つ星シェフしんご
刺身に汁物、バター醤油
ごちそうさまでございます
サンクリストバル島の宿では懐いてくれたかわいいパゴスチルドレン(宿の子)にパスタ食べさせてあげたり
今まで15本くらい潜ってきたけど、経験回数が足りない理由でゴールデンロックというダイビングスポットでは潜れず
キッカーロックというスポットで7日目にして念願のガラパゴスダイビングに挑んだ
のだけど
ここで痛恨のイージーミス
とても澄んだ水深30m地点にて
うおーでけぇサメだ
…あれGoProが作動せん
GoProのハウジングケースを宿に置いてきてしまったーー
ここ毎日のシュノーケリングの勢いで来てしまったがためにダイビング写真も動画も何も残せんかった
2本潜って主に見れたのはサメ
近距離に現れたマンタ!(きーーっ‼︎)
アジのような魚の大群
そして遠目に一瞬ハンマーヘッドシャーク…
内容としては正直微妙な結果に終わった
一緒に潜った男女ペアが撮影に夢中で遅れをとったり酸素がすぐ無くなって潜水時間が限られてしまったり
そのへんの運もあるんだなぁーと実感
インストラクターの予備オクトパス(空気源)を使ってお互い身体寄せるやつ初めて見たなぁ
マンタは画に収めたかった!
ハンマーヘッドはおだと沖縄で潜る時までとっとくとしよう
やたら前歩きするカニ
鳥に執拗に襲われ退路を断たれ絶体絶命のちびヘビ
おまえは何の食い過ぎでピンクになったんだフラミンゴ
すぐそばを飛んでくれた喉の赤い雄のアメリカグンカンドリ
白雪姫の世界だけじゃなかった実在した毒リンゴ
急降下して海に突っ込むペリカン
夕暮れ時祭りに向けてダンスの練習をする地元の若い子たち
毎日誰かが主役になって楽しませてくれた
綺麗な海に囲まれた唯一無二のこの島に
10万円ほど支払った以上の価値が
俺にとってありました
山あり川ありジャングルあり海あり
ここは南米、エクアドル
またの名を
動物好きにはたまらないパラダイス