37ヶ国目 オーストラリア~地球散歩~
バナナはひとつの茎に多くて13房ぐらい成っており、収穫まで保護のため茎ごとビニールに覆われている。その中が冬の間はどうも居心地がいいらしく、いろんな生物に遭遇した。朝晩の冷えや、外敵から身を守るのに丁度いいのだろう。
ゴキブリにバッタ、トカゲにネズミ
ヘビにコウモリ
ミツバチが巣を作ってることもあった。
一番驚いたのが結構でかめなイグアナがいたこと。
一番不思議なのがカエル。
バナナの家に大地震のような衝撃が突如襲い、ビニールの外壁が破られ瞬く間に家が解体されていくまるでパニックSFさながらの絶体絶命の出来事なのに、微動だにしないカエル。人に捕まえられても平然としてるカエル。
カエルよ。どうやっておまえは今まで生き延びてきたんだ。
そんな感じで半年間オーストラリアで過ごしました。朝5時過ぎ起きの早い時は21時就寝生活。
最初は幼馴染おゆきと来豪して、いきあたりばったりな彼女はすぐシドニーを経てセブに移ってったから、一緒に過ごしたのは1週間くらいだけだったけど、うーん何したっけな。とにかく3,4月のケアンズは雨がひどくて毎日のようにどしゃ降りだったよね。でもその合間を縫ってグレートバリアリーフでシュノーケリングやったね書いてて思い出した。海が綺麗とか魚がたくさんとかよりも船酔いで死にそうになってたのが一番印象的だけど、いい思い出として残ってくれてたら幸い。友達カップルにバッタリ会って4人で飲んだりもしたね
そのあとは約1年ぶりのセブ留学以来りか&らいとの再会
2人が俺に合わせて遠い街から5日ぐらいかけてケアンズまで来てくれて、仕事見つけてくれたおかげで何も面倒くさいことなくワーホリ生活がスタートできました。ありがとう。
写真を見返すとたくさん振り返りたいことがまぁ出てくる出てくる。
海行って酒飲んで歌って肉食って釣りしてスポーツして。3人とも太陽大好きだしたぶんどこで再会しても結局やることは同じなんだろうなとつくづく思う。
楽しいことばっかってわけでもなかったんだけど、ひっくるめて全部大事な瞬間。
これからもお互い楽しいこと苦しいこと腐るほど出てくるでしょうよ。この半年で得た経験、お互いかけあった言葉を大事にしていけたらいいね。
バナナが忙しくない時なんかは、自分で日本の5円玉を使ってマクラメ作って路上で売ったり習字道具使ってオージーの名前を漢字で書いてあげたりしたなー
そんな40ドル稼いだ50ドル稼いだなんてのが耳くそに思えるほど終盤はカジノ行って散財。人って半年で変わっちゃうのねぇ。。まー経験が大事よね。そうそうそうそう
アボリジニの友達を作ろうと思って街なかでたむろしてる奴らに声かけたりとか、サッカーを本格的にやりたくて地元チームの練習に飛び入り参加したりとか
バナナの先っちょにある花びらのカスをむしった先から出てくる白いネバネバを舐めたらすごく苦かったとか
泊まりがけで飲みすぎたキュランダ事件
見たことのない景色だったホワイトヘブンビーチ
植木鉢と市販の網で自作した七輪での炭火焼きは格別で
月が海面から上がった瞬間地球感じたビーチキャンプ
仕事後の筋トレでダイエット成功
マリファナでトチ狂ったやつ
十人十色の恋愛観
仕事でほぼ全部の指が毎日つき指状態
約10ヶ月切ってない過去最長のやりようのない髪の毛
もう二度と関わりたくないスーパーバイザー
優しさ溢れたクレイジーな韓国友だち中国友だち台湾友だち、そして日本人友だち。
パースとシドニーに足をのばした時に会ってくれた友だち達も、ありがとね
前もどこかで書いたけどやっぱり自分は誰かに助けてもらう才能がある。っていうか甘えまくりというかほぼ毎日みんなの優しさに触れまくりのというか。自分はいつ他の誰かに受けた恩を還元するのだろうかできるのだろうか
年下だろうと自分にないものいっぱい持ってる
本当に感謝で出会えてよかった。別れがすごく寂しいと思える関係になれてよかった。
総じて思うのはまーもちろん自分を含めてワーホリに来るやつなんかたいがいどっかオカシイやつなんだなーと。同じシェアハウスの中で同じ職場の中でいろんなイザコザがあって恋愛があって問題があって、本当人は千差万別で
総じて、オモシロい。人って。
でも心の底から楽しめたわけじゃなかった、ワーホリ。
底から5cm上まではめちゃくちゃ楽しかったけど。
Don't worry,Be happy
なんてよく言ってたけど気を抜くと自分自身を心配してる自分がいて
年齢もそうだし
「人生の夏休み期間」って言葉がワーホリにはしっくりきて
脳みそを使わない毎日。ただただ楽しかった。かけがえない友達ができた。みたいな。はて
最長2年の単純な仕事でまぁまぁ稼げて遊べて楽しい海沿いのハッピーライフ
それで人生最高じゃんオッケーじゃん
と思い切れる自分?
でも結局ね、なんだかんだ「フツウの人生」を歩みたくなかった学生時代の思いのまま今生きてて、同年代の結婚子育てとか見ていつか自分もできたらいいなーとか思いながら、ポジティブな部分の滑走路に気持ちはいつも着陸するからやっぱオッケーなんだ。
もっともっと、日本って器じゃなくて、地球って器で物事考えるようになったら、
この地球散歩はものすごい意味のあるものになる気がするな。
次の国に行くフライトを買った時
めちゃくちゃワクワクどきどきソワソワした
南米チリのバスターミナルで汚水をかけられ
貴重品もろともバックを盗られてから、半年。
地球散歩後半戦。
ロックワラビー
クォッカワラビー
夢のつづき、はじめます。