13ヶ国目 スロバキア~地球散歩~
なんかこう、渋い。そんな印象、スロバキアの首都ブラチスラバ。
歴史も何も知識のない小僧にしたら、そんなもん。
どこに行くにしても国と国を結んでアクセスしやすいのは主要都市だから、そこだけ見ればその国制覇した気になっちゃう。この国は郊外に足を延ばしてはじめて味わい深くなるのかもしれない。でも予算と時間の兼ね合いがあるからねー、まぁどれを取捨選択するかなんだなぁ
宿で会ったのは韓国の男の子とインドで出会いそこから一緒に旅してるという日本の男の子。ほんの少しの会話で、(あ、この人とは別に関わり合わなくていいや)と直感的に脳みそが判断した。行き先が同じ次の国で夜飲みましょうと誘われたけど、断った。
自分が思ってた以上に結構好き嫌いがあるのかもしれない。
会社とか仲間内とかそういうネットワークから離脱してるいま、誰に近づこうが誰を敬遠しようが誰にも何も言われない。いや本来日本にいたときだって自分は自分、自由でいいんだけど、そこにあるのは社会というもので。
八方美人。誰とでも打ち解け、分け隔てなく接するよう努めてた。べつに窮屈とか思わなかったし、誰とでも仲良いよねって言われた時は気持ちよかったし、楽しかった。
でもそれは本来の自分じゃなかったのか?だって今割と好き嫌いしてる。優しさ?気遣い?思いやり?歳重ねただけ?素の自分って?ぐーるぐるぐる…………
今もそれを楽しんでる。
いろんな人がいて面白い、それは確か。
でも誰とでもじゃない。
はっ。気付く。
こうやって好き嫌い振り分けてるのって日本人相手の時ばっか。
なんでだろう。
いろんな国にある、日本人宿とかもどうも気が進まない。1回くらい行ってみたいと思うけど。
なんでだろう。
今はわからん。
誘いに乗って飲みに行けばまたおもしろいことが起きるだろうか。起きるかもしれない。もう少し話してみれば印象も変わるかもしれない。
でもいいんだ。直感を信じればいいんだ。
どこに行くかも、誰といるかも、毎日が取捨選択。